冬本番、エアコンなどの暖房器具を使い始めると、部屋の湿度はあっという間に20〜30%台まで下がってしまいます。
人間でも肌がカサカサするこの季節、私たち以上に心配なのが、モルモットやうさぎなどの小さな家族たちの体調です。
室内の空気が乾燥した状態が続くと、呼吸器トラブルや皮膚疾患を引き起こす原因になるだけでなく、ウィルスが増殖する原因にもなってしまいます。
できれば「加湿器で守ってあげたい!」と思うものの、高性能な加湿器は本体が大きすぎて狭いケージ周りには置けなかったり、お値段が高かったりと、なかなか導入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回導入してみたのが、アイリスオーヤマの「スチーム加湿器(AHM-H12B-H)」です。
お値段なんと3,000円ほどというプチプラ価格。最初は「安すぎて大丈夫?」と不安でしたが、使ってみると予想以上の効果がありました。
実はこの加湿器、少し気になる欠点があるのですが、私たち小動物飼いなら「家にあるアレ」を使うことでその欠点を完璧に解決できるんです。
今回は、そんなコスパに優れたアイリスオーヤマの加湿器のレビューをお届けしたいと思います。
モルモットやうさぎに「加湿」は必要?

結論から言ってしまうと「室内の環境によっては絶対に必要」です。
稀に「人間が問題なく生活できているなら、ペットも大丈夫だろう」と思っている人がいます。しかし、その考えは、とても危険なのです。
もともとモルモットやうさぎは、完全な乾燥地帯の生き物ではありません。
彼らにとって快適な湿度は40%〜60%と言われていますが、日本で冬に暖房をつけると、湿度は砂漠並みの20%台まで下がることも珍しくありません。
湿度が下がりすぎると、モルやうさぎのデリケートな鼻や喉の粘膜が乾燥し、ウイルスや細菌への防御力が低下してしまいます。
モルモットやうさぎのような小動物にとって、呼吸器系のトラブルは命に関わる重大な事態になりかねません。
また、乾燥は「静電気」の原因にもなります。大好きなナデナデの時間に「バチッ!」と痛い思いをさせてしまうと、ペットにとって大きなストレスになり、飼い主さんとのスキンシップを怖がるようになってしまうことも…。
大切なペットの「健康」と「心の安らぎ」を守るためにも、冬場の加湿管理は、温度管理と同じくらい重要なことなのです。
アイリスオーヤマ「AHM-H12B-H」をおすすめする3つの理由
私がアイリスオーヤマ「AHM-H12B-H」を推す最大の理由は、その「サイズ感」と「衛生面」のバランスです。
まずサイズですが、幅約118mm奥行215mm高さ228mmと非常にコンパクト。
牧草やお世話グッズでごちゃつきがちなケージ横の棚や、ちょっとした隙間にシンデレラフィットします。
これだけ小さいのに、加湿能力は「洋室8畳」まで対応しており、ケージ周りの湿度をしっかりと上げてくれます。
そして何より重要なのが「スチーム式(加熱式)」であること。スチーム式(加熱式)は、水を沸騰させて蒸気を出す仕組みなので、タンク内で雑菌が繁殖しにくく、非常に衛生的です。
超音波式の加湿器は掃除を怠ると雑菌を部屋中に撒き散らすリスクがあるので、呼吸器がデリケートな小動物には清潔なスチーム式が安心。
煮沸している時のボコボコという音は少し気になりますが、眠れなくなるほどではないので問題ないでしょう。
最後にひとつ!温かい蒸気が部屋のなかに漂い、室温維持にも一役買ってくれるのも嬉しいポイントです。
アイリスオーヤマ「AHM-H12B-H」のスペック


今回導入した「AHM-H12B-H」の最大の魅力は、そのサイズとパワーのギャップにあります。
本体サイズは幅約118mm奥行215mm高さ228mmと、A4用紙よりも一回り小さいスペースがあれば設置可能なコンパクト設計です。
そのため、ケージ横の棚や牧草ストッカーの隙間など、「ここしか空いてない!」というデッドスペースにもスッと収まります。
公式スペックの適用畳数は木造和室約2畳・プレハブ洋室約3畳(タンク容量約1.3L)となっていますが、実際に使ってみると良い意味で裏切られました。
「こんなに小さくて大丈夫?」という心配をよそに、加湿量は約120ml/hとパワフルで、私の環境(8畳間)ではエアコン暖房をつけていても湿度50%前後をキープできています。
部屋全体はもちろん、特に重要なペットの飼育スペースという「局所的な加湿」においては十分すぎるスペックと言えるでしょう。
「AHM-H12B-H」のメリット・デメリット
小動物飼いとして最もこだわりたい「衛生面」を考えると、数ある加湿器の中でも私は断然「AHM-H12B-H」のような「スチーム式(加熱式)」をおすすめします。
スチーム式は水をヒーターで加熱・沸騰させて蒸気を出す仕組みなので、常に「煮沸消毒」された水蒸気が放出されます。
手入れをサボるとタンク内で雑菌やカビが繁殖しやすい超音波式に比べ、スチーム式(加熱式)は、呼吸器がデリケートな小動物がいる環境では圧倒的な安心感があります。
また、「スチーム式は電気代が高い」とも言われますが、この機種の消費電力は100Wほどです。
1日8時間使用した場合でも約25円〜27円(1kWh=31円換算)、1ヶ月(30日)使い続けても約800円前後で済みます。
確かに超音波式よりはコストがかかりますが、月800円で「雑菌のリスク」と「高額な病院代のリスク」を未然に防げると考えれば、決して高い投資ではないはずです。
気になるポイントとしては、そのサイズの小ささから来るタンク容量の少なさでしょう。
タンク内いっぱいに水を入れてもその容量は1.2Lほどで、この容量だとタンク内の水がなくなるまで大体6~7時間です。
24時間常に加湿する場合、1日に4~5回給水することになります。人によっては少し面倒に感じるかもしれません。
私は、加湿器の側に予備の水を準備することで、少しだけ手間を軽減しています。
ズボラな飼い主さんでも大丈夫?カルキ汚れとの戦い

毎日の世話が忙しい飼い主さんにとってメンテナンス性の高さも重要なポイントでしょう。
アイリスオーヤマ「AHM-H12B-H」の構造は「タンク」「フタ」「本体」の3パーツだけと非常にシンプルで、複雑なフィルターがないため、日々の掃除は水を捨てて乾燥させるだけでOKです。
ただし、スチーム式の宿命として、2週間ほど使い続けると加熱部分に水道水のミネラル分である「カルキ」が白くガリガリに固まってしまいますが、このお手入れも実は簡単です。
もし白い塊が気になりはじめたら、コップなどで溶かしたクエン酸水(クエン酸は100均で購入可能)を本体の加熱部に入れて数時間放置し、汚れが浮いてきたらサッと流すだけ。
これだけで新品同様ピカピカになりますし、フィルター交換などのランニングコストがかからないのも地味に嬉しいポイントです。
最大の欠点「水垂れ」は、最強の味方「ペットシーツ」で解決!

アイリスオーヤマ「AHM-H12B-H」に限らず多くの加湿器には、「大変な欠点」が存在します。今回は、「AHM-H12B-H」の欠点として話をすすめます。
この「AHM-H12B-H」は、給水のためにタンクを外すと、吸水口周りについた水滴がポタポタと落ちて、設置場所が濡れてしまうのです。
実際、Amazonのレビューにも「良くないポイント!」として評価を下げる要因になっています。
確かに、給水のたびに加湿器の周辺が水で濡れるのは大問題です。しかし、問題ありません!私たちには最強の味方「ペットシーツ」があります!
加湿器の下にレギュラーサイズのペットシーツを一枚敷いておくだけで、この問題は完全に解決します。
水が垂れてもシーツが吸ってくれるので、床や棚が汚れることはありませんし、汚れたら捨てるだけで掃除も不要。
ペットシーツは、水で濡れても、しばらくすると暖房の効果で渇いてくれるので1週間はそのまま使用できるのでとても便利です。
まさにペットを飼育している人ならではのテクニックといえるでしょう。
また、前述しましたが、タンク容量が小さく満タンでも7〜8時間で水が切れてしまいますが、加湿器の横に、ペットボトルや水差しを用意しておくと給水が楽になるのでおすすめです。
まとめ
今回は、アイリスオーヤマの小型スチーム加湿器「AHM-H12B-H」の情報をご紹介しました。
「AHM-H12B-H」には「タンクを外すと水が垂れる」「給水頻度が少し多い」というデメリットは確かにあります。
しかし、加湿器の下にペットシーツを敷き、ペットボトルで予備の水を用意することで、それらの欠点はほとんど気にならなくなります。
むしろ、このコンパクトさと衛生的なスチーム式加湿器が3,000円程度で手に入るメリットの方が圧倒的に大きいです。
場所を取らずにしっかり加湿でき、万が一汚れたり壊れたりしても買い替えやすい価格設定は、多頭飼いの家庭や、部屋ごとに設置したい飼い主さんにとって、強い味方になってくれるはずです。
大切なモルちゃん、うさちゃんが快適に冬を越せるよう、ぜひお部屋に一台アイリスオーヤマの「AHM-H12B-H」を導入してみてはいかがでしょうか?
この冬の「ベストバイ」になること間違いなしです!
万一に備えてコードはケーブルガードで保護しておきましょう。