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ペットのための備えは万全?体験から学ぶペット保険の必要性と選び方

ペットをお迎えして一緒に生活していると、思わぬ出来事で病院にかかることが少なくありません。

さっきまで元気に走り回っていたのに、ふと見ると部屋の隅で丸くなって震えている──。そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。

筆者宅では、色々な動物を飼育していますが、同じ時期に複数の子が体調を崩し、全員を連れて病院に通ったことがありました。

ちなみにそのときの内訳は、モルモット1匹・うさぎ1羽・セキセイインコ1羽です。

受診したものの、1日で状態が改善する子はおらず、結局は連日の通院となり、想像以上の費用がかかってしまいました。

その経験から「やはりペット保険に加入しておいたほうが安心ではないか」と考えるようになったのです。

もちろん、毎月ペット医療費を積み立てて備える方法もありますが、ペット保険に加入することは大きな安心材料になるでしょう。

本記事では、ペット保険の必要性や小動物でも加入できる保険について紹介します。

ペット保険は加入するべきか?

ペット保険の加入については賛否両論がありますが、筆者個人としては「可能であればお迎え時に加入しておくべき」と考えています。

筆者がお迎えしているのは小動物ばかりで、ショップによっては対応する保険の取り扱いがなかったため、現在筆者宅にいる子たちは保険に加入していません。

これまでは、体調を崩したとしても1回の診療費は数千円程度で済むことが多かったため、保険に加入する代わりに毎月少しずつペット用の費用を積み立てる形を取っていました。

しかし今回、複数の子が同時に体調を崩し、特に状態が悪い子は処置や薬代で受診費用が一気に跳ね上がりました。

その結果、これまで積み立てていた「ペット貯金」は数回の受診であっという間に消えてしまったのです。

こうした経験から、少なくともうさぎについては保険を探して加入しておくべきだったと、正直なところ少し後悔しています。

また、動物は人間と違い、ケガや病気があっても自分から症状を訴えることができません。

わずかな異常が命に直結することも珍しくなく、早期発見と治療がとても重要です。場合によっては手術や入院が必要になる可能性も十分に考えられます。

そんなとき、保険に加入していれば「費用の心配から治療をためらう」という事態を避けられます。

治療の選択肢を広げ、大切なペットの命を守るためにも、ペット保険は大きな意味を持つといえるでしょう。

ペットの種類や飼い主さんの収入、飼育環境によっても保険の必要性は変わってきます。

小動物の保険事情(うさぎ・モルモット・インコ)

正直なところ、ペット保険の多くは犬や猫を対象とした商品が中心です。

筆者が以前モルモットを迎えた際には、購入したショップで対応する保険は用意されていませんでした。

しかし近年では、うさぎやインコといった小動物にも対応する保険商品が少しずつ増えてきています。

とはいえ、まだ対象外となる動物も多く、種類ごとに加入の可否や補償範囲は大きく異なります。

ここでは、うさぎ・インコ・モルモットを中心に、小動物の保険事情を整理してみましょう。

うさぎの保険事情

小動物の中でうさぎ向けの保険は比較的充実しています。

「アニコム損保」や「SBIプリズム少額短期保険」などが代表的で、補償内容も通院・入院・手術をカバーするものが多くなっています。

うさぎは消化器系や歯のトラブルが起こりやすく、食欲不振や毛球症などで病院にかかるケースが少なくありません。

そのため「通院補償」が含まれているかどうかは重要なポイントです。

実際、軽い診察や処置でも数千円、場合によっては1万円以上かかることもあるため、保険加入で金銭的な不安が軽減されます。

さらに、うさぎは平均寿命が7〜10年と比較的長く、長期的に医療費がかかる可能性が高い動物です。

その意味でも、うさぎ飼育者にとっては保険が有効に機能しやすいといえるでしょう。

インコなどの鳥類の保険事情

インコや文鳥といった鳥類にも対応している保険会社は存在します。

ただし、補償範囲は犬猫やうさぎほど取り扱っている保険会社ほど多くないのが実情です。

鳥類は体が小さいため、病気やケガの診断・治療に専門的な知識と設備が必要で、エキゾチックアニマルを扱える動物病院が限られています。

そのため、保険に加入しても利用できる病院が自宅の近くにない可能性もあります。

また、インコは比較的丈夫に育つ一方で、急に体調を崩して命に関わることもあります。

「保険料を払うよりは、いざという時のために積立をしておく」という飼い主さんも少なくありません。

実際に加入を検討する際は、近隣に鳥を診られる病院があるかを確認したうえで、保険のメリットを見極めることが大切です。

モルモット・ハムスターなどエキゾチックアニマル

一方で、モルモットやハムスターといったエキゾチックアニマルは、保険対象外となることが多く、加入できる商品は限られています。

また、モルモットやハムスターの販売価格は2,000円〜1万円程度と比較的安価であるため、保険料とのバランスが難しいのも現実です。

例えば、ハムスターの場合は2ヵ月、モルモットでも半年ほど掛け金を払い続けると、総額が購入費を上回ってしまうケースがほとんどです。

ただし、価格が安いからといって「保険が不要」と単純に結論づけるのは早計です。

モルモットは歯や消化器系の病気を発症しやすく、1回の診療費が1万円前後かかることもあります。

小さな体に対して医療費は決して安くなく、数回の通院で「お迎え価格の数倍」になることも珍しくありません。

結局は「保険で備えるか、貯蓄で備えるか」という判断になります。

筆者の体験談

筆者自身の経験を少しご紹介します。

まず、ハムスターについては、平均寿命が約2年で、過去に飼育した子たちも3〜5年ほどで虹の橋を渡りました。

その間、病気やケガは一度もなく、病院へ連れて行くこともありませんでした。

結果的に、もし保険に加入していたとしても、その恩恵を受ける場面はなかったことになります。

一方、現在飼育しているモルモットの「春太くん」は、9,000円でお迎えしてからすでに4年ほどが経過しています。

これまでは健康に過ごしていましたが、生後4年を超えたくらいから病気にかかることが多くなり、最近は頻繁に通院をしています。

診療費は1回あたり1,000円〜1万円程度で、これまでの合計はおよそ3万円になりました。

モルモットの平均寿命は4〜8年ほどとされ、4〜5歳で虹の橋を渡る子も少なくありません。

そう考えると「毎月3,000円の保険料を払うべきかどうか」は、悩ましいところです。

「立替請求型」か「窓口精算型」か?

ペット保険は大きく分けて2つの支払い方式に分類されます。

ひとつは「一度全額を立て替えて、後から保険会社に請求し精算するタイプ」で、もうひとつは「人間の健康保険のように、その場で自己負担分だけを支払い、残りは病院と保険会社が直接やり取りするタイプ」です。

いずれのタイプにもメリットとデメリットがあるため、ここではその違いを詳しく解説していきます。

① 立替払い方式(後日精算型)

最も一般的なのが「後日精算型」と呼ばれる方式です。

これは、動物病院でかかった診療費や手術代をいったん飼い主が全額支払い、その後、領収書や診断書を保険会社に提出して、契約内容に応じた割合(50%・70%など)が返金される仕組みです。

この方式の最大のメリットは、ほぼすべての動物病院で利用できる点です。

特定の病院に限定されないため、かかりつけ医がどこであっても使いやすいといえるでしょう。

一方でデメリットとしては、高額な医療費が発生した場合に一時的に多額の立て替えが必要になることです。

したがって、手元資金にある程度の余裕を持たせておく必要があります。

最近ではオンライン請求に対応する保険会社も増えており、手続きの手間は軽減されつつあります。

しかし、それでも「一度は全額を支払わなければならない」という点は、利用にあたっての大きな注意点といえるでしょう。

後日精算型

  • 仕組み:動物病院でかかった診療費や手術代をいったん飼い主が全額支払う → 後日、領収書や診断書を保険会社に提出 → 指定割合(例:50%、70%など)が戻ってくる。
  • 特徴
    • ほぼすべての動物病院で利用可能。
    • 精算までに時間がかかる(数日~数週間)。
    • 保険会社によってはオンライン請求に対応していて手間が軽減される場合もある。
  • 利用シーン
    • かかりつけ病院が保険窓口に対応していない場合。
    • 高額医療の際は一度立替が必要なので、まとまった資金がいる。

② 窓口精算方式(直接精算型/3割負担型など)

もう一つが「窓口精算型」と呼ばれるタイプです。

こちらは人間の健康保険に近い仕組みで、動物病院の窓口で自己負担分(たとえば3割)のみを支払えば、残りはその場で保険会社が負担してくれます。

立て替えが不要なため、急な高額医療が発生した際にも家計への負担が少なく済むのが大きなメリットです。

ただし、この方式は保険会社と提携している動物病院でしか利用できないという制限があります。

提携外の病院を利用する場合は、結局「後日精算型」での請求となるため、かかりつけの病院が対応しているかどうかを事前に確認しておくことが非常に重要です。

窓口精算型

  • 仕組み:人間の健康保険と同じように、動物病院の窓口で自己負担分(例:30%)だけを支払い、残りはその場で保険会社が負担。
  • 特徴
    • 一度に大きなお金を立て替える必要がない。
    • 提携病院(アニコム、アイペットなどと契約している病院)に限られる。
    • 提携外の病院では利用できず、その場合は①の後日精算型になる。
  • 利用シーン
    • 提携動物病院が近くにある場合。
    • 急な高額医療時に手持ち資金の負担を軽減したい場合。

同時通院で必要になった費用

筆者宅では、2025年8月以降に複数のペットが体調を崩しました。

モルモットの春太くんはパスツレラ症による顎下の腫れで切開・洗浄の処置を受け、うさぎのきなこくんは毛球症と風邪のため投薬治療を受けました。

さらに、セキセイインコの空ちゃんは便秘を起こし、観察と処置が必要となりました。

1回あたりの診察費用はおおよそ1,000円前後ですが、複数のペットが同時に受診すると1日で数千円、数週間続けば数万円規模の出費になることもあります。

特に多頭飼育では、医療費の負担が一気に膨らむことを実感しました。

もしペット保険に加入していれば、少なくともうさぎや鳥については補償を受けられた可能性が高いでしょう。

現実的に「すべての動物を保険でカバーする」のは難しいものの、一部の子だけでも補償されることで、大きな安心材料になると痛感しています。

小動物に保険を検討する際の注意点

小動物向けのペット保険を選ぶ際には、補償範囲と対象動物の確認が欠かせません。

通院・入院・手術のうち、どこまでが補償対象となるのか、持病や既往歴は除外されるのか、また年齢制限があるのかなど、細かな条件に注意する必要があります。

さらに、月額保険料と補償額のバランスも重要です。小動物は犬や猫に比べて通院治療が多い傾向があるため、「手術のみ補償」のプランでは実際に役立たないケースも少なくありません。

加入前には必ず契約条件をよく確認し、自分のペットのライフスタイルや健康状態に合った保険を選ぶことが大切です。

そうすることで、いざというときに「せっかく加入したのに使えなかった」という後悔を避けられるでしょう。

ペット保険以外の選択肢

「保険に加入できない動物」や「毎月の保険料が負担になる」という場合には、医療費専用の積立を検討するのがおすすめです。

毎月数千円ずつでも積み立てておけば、急な通院費や治療費に充てやすくなります。さらに、いざというときに備えてクレジットカード医療費専用のローンを準備しておくのも一つの方法です。

また、定期的に健康診断を受けておくことで病気を早期に発見でき、結果的に高額な治療費を未然に防げる場合もあります。

つまり、保険だけに頼るのではなく、積立・クレジット・健康診断といった複数の備えを組み合わせることが、飼い主とペット双方の安心につながるといえるでしょう。

まとめ

本記事では、ペット保険に加入する必要性や、小動物でも加入できる保険の現状についてご紹介しました。

小動物向けのペット保険は、うさぎや一部の鳥類には対応しているものの、モルモットやハムスターなどのエキゾチックアニマルは対象外となることが多いのが実情です。

そのため、飼育している動物がどの保険に加入できるのかを事前にしっかり確認しておくことが大切です。

すべての動物を保険でカバーするのは難しいかもしれません。

しかし、加入できる子だけでも補償を受けられるようにしておけば、いざというときに大きな助けとなります。

特に手術や入院など高額になりやすい治療では、保険があるかないかで家計への影響が大きく変わります。

また、保険だけに頼るのではなく、毎月の医療費積立や定期健診を組み合わせることで、急な出費にも慌てず対応できます。

定期健診で病気を早期に発見できれば、結果的に高額な医療費を未然に防ぐことにもつながります。

大切な家族であるペットの命と健康を守るためには「保険」「積立」「日頃の健康管理」といった複数の備えを組み合わせることが安心につながります。

常日頃から少しずつ経済的な準備を整えておくことで、いざというときに最善の選択をしてあげられるでしょう。

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