ある日、我が家のモルモットが突然体調を崩し、動物病院で診てもらったところ、診断結果は「椎間板ヘルニア」でした。
ほんの数日前までは元気に走り回っていたのに、急に動けなくなってしまった姿に、モルモット本人はもちろん、筆者自身も大きなショックを受けました。
筆者が住んでいる地域の動物病院では、積極的な治療が難しく、保存療法(現状維持)による対応が中心となることがわかり、そこから介護生活が始まりました。
介護を始めて最初に直面した課題のひとつが、「排泄」の問題です。
特に、おしっこがうまくコントロールできず、体が濡れて冷えてしまう・清潔が保ちにくいという困りごとがすぐに浮上しました。
色々と調べてみたものの、決定的な解決策は見つからず、まずは敷物を調整することから試してみることにしました。
本記事では、椎間板ヘルニアを患ったモルモットの介護の中でも、「排泄トラブル=敷物選び」に焦点を当て、筆者が実際に行った工夫や試行錯誤の記録をまとめています。
厚手のペットシーツが最適解?

まず最初にお伝えしたいのは、敷物については現在も継続して検討・調整を行っているということです。
モルモットの状態や介護環境に応じて、最適解は常に変化するものだと感じています。
その上で、現時点で最も安定して使用できているのが、「厚手のペットシーツ(ワイドサイズ)」です。
介護を始めてから、さまざまなタオルやペットシーツを試してきました。
しかし、モルモット自身がお尻の位置をうまく変えられないため、どうしても同じ場所におしっこが集中してしまい、すぐに漏れてしまうという課題に直面しました。
中でも、吸水性の高さと表面のサラサラ感の持続を重視した厚手のペットシーツは、現状において非常に頼りになる存在です。
タオルと薄型ペットシーツでは不十分?

介護するモルモットの体格や排尿の頻度によって、適した敷物は大きく変わってきます。
我が家のモルモットはやや大柄で、1回のおしっこの量も多め!
そのため、タオルや薄型レギュラーサイズのペットシーツでは十分に対応できませんでした。
介護を始めた当初、まずは手元にあった吸水性の高いタオルを敷いてみました。
しかし、2時間後に交換しようとした時には、タオルもモルモットの体もびしょ濡れに。
タオルは一度しっかり吸ってくれるのですが、吸収した尿が中にとどまり、容量も限られているため、時間とともに飽和してしまうようでした。
そこで次に、自宅に買い置きしていた、薄型のペットシーツ(レギュラーサイズ)を試してみました。
薄型とはいえ、普段使いでは十分な性能を持つ製品です。
しかし、介護中の使用では、2時間すらもたずにおしっこがあふれてしまう結果に…。
「では、1時間ごとにシーツ交換や給水・体位交換を行えば…」とも考えましたが、頻繁な抱っこは明らかにモルモットにとってストレスになっています。
結局のところ、お世話の間隔は最短で2時間ごと、余裕がある時は4〜5時間ごとが理想的のようでした。
その中で、いかに長時間サラサラ感を維持できるかが、快適な介護の鍵になると実感しました。
椎間板ヘルニアのモルモットに最適な敷物の条件
試行錯誤を重ねる中で、ようやく見えてきた「動けないモルモットの介護に向いたペットシーツ」の条件は、以下の通りです。
振り返ってみると、たくさん悩んだわりに、結果としてはとても基本的で“当たり前”のことばかりになってしまいました。
モルモットにとっての最適解は見つかったものの、厚手・ワイドで高い吸水性を謳っているシーツはお値段高めです。
正直なところ、コスパの問題はクリアできていません。
敷物の条件
- 吸収力が高いこと(厚型)
- 尿が広がっても対応できる面積(ワイド)
- 滑りにくく、モルモットが動いた時にズレにくい構造
- 交換がしやすく、複数枚ストックできるコスパの良さ
実際に使ってよかったペットシーツを紹介
◎ 厚型ワイドサイズ(高吸水)

現在、メインで使用しているのは、厚型タイプのワイドサイズのペットシーツです。
使用している商品は、株式会社コーチョーさんの「ネオシーツ+カーボンDX ワイド44サイズ(420mm×155mm×380mm)」になります。
このシーツは非常に吸収力が高く、3〜4時間程度であれば安心して使用できるため、頻繁な交換が難しい時にも重宝しています。
タオルや薄型のペットシーツと比べると、吸収量・保水性ともに格段に優れており、使用中の安心感が大きく異なります。
ただし、4時間を超えると吸水限界を迎えて染み出してしまうこともあるため、長時間の使用にはやや注意が必要です。
また、以前購入していたお得なシーツと比べると、価格がほぼ倍近くになっており、気軽に交換しやすいとは言いがたい点が悩ましいところです。
とはいえ、介護時の安心感を優先するのであれば、十分に価値のある選択肢だと感じています。
モルファーストの気持ちで、使用中です。もっとコストが落とせれば最高なのですけどね…。
厚手レギュラーサイズ

次に、補助的に使用しているシートをご紹介します。
商品名は、ユニ・チャームさんが販売している「デオシート(サイズ:約480×409×42mm)」になります。
先に紹介したネオシーツの使用前には、こちらのシートをメインで使用していました。
デオシートも吸水力が高く、非常に優れた商品です。
ただ、我が家のモルモットは尿量が多いためか、2時間ごとの交換では間に合わず、おしっこが漏れてしまい、モルモットのお尻からお腹にかけてびしょびしょになってしまうことがありました。
その結果、現在はネオシーツをメインに使用し、デオシートを補助的に使用する形に落ち着いています。
具体的には、ネオシーツの下にデオシートを敷いて、万が一のおしっこ漏れにも対応できるようにしています。
デオシートは、1時間ごとに交換すれば問題なく吸水してくれていました。今思えば、デオシートのワイドサイズを選んでいれば、もう少し余裕を持って使えたかもしれませんね。
◎ 今後試したい:厚型スーパーワイドサイズ
現在使用しているペットシーツでも十分な吸収力はあるのですが、より広い範囲での吸収が可能なスーパーワイドサイズの導入を検討しています。
その理由は、できる限りモルモットの状態に気を配りながら介護を行いたい一方で、予期せぬ出来事や頻繁な抱っこによるストレスを少しでも軽減したいと考えているからです。
特に、自力で体勢を変えにくいモルモットが、同じ場所で排尿してしまった場合でも、吸収面積の広いシートなら尿をしっかり受け止めることができ、モルモットの身体を濡らさずに済む点は非常に魅力的です。
ただし、スーパーワイドは更にコストがかかるので悩みどころ。
◎ 補助アイテムも併用がおすすめ
ペットシーツをより効果的に使うためには、上下に補助素材を組み合わせるのがおすすめです。
まず、シーツの下に防水シートを敷くことで、床やケージへの尿の染み出しを防ぎ、清掃の手間を大幅に軽減できます。
次に、シーツの上にフリース素材を重ねると、肌触りが良くなり、表面の湿り気も感じにくくなるため、モルモットが快適に過ごしやすくなります。
さらに、全体のズレを防ぐためには、100円ショップなどで手に入る食器棚用の滑り止めシートをシーツの下に敷くと安心です。
これらの工夫を組み合わせることで、シーツの性能を最大限に引き出し、介護の負担軽減が期待できます。
おすすめ補助アイテム
- 防水シートをシーツの下に敷くことで、床やケージの汚れ防止に。
- フリース素材をシーツの上に重ねると肌触りも良く、表面はさらっと保たれやすい。
- 滑り止めシート(100均で買える食器棚シートなど)を下に敷くことで、ズレ防止になります。
介護中のちょっとした工夫とアイデア
飼い主さんが自宅にいるときは、時間ごとにペットシーツを交換することで対応できますが、外出時や体調不良などで頻繁な交換が難しい場合は、ペットシーツを2枚重ねて敷く方法が有効です。
2枚にすることで、1枚目が吸収しきれなかった分を2枚目がカバーしてくれるため、尿漏れのリスクを大幅に軽減できます。
また、モルモットがおしっこをする位置がある程度決まっている場合は、その箇所にだけ吸水パッドを追加で敷くことで、効率的な対策になります。
さらに、お尻が濡れてしまうのを防ぐために、体の下にタオルをロール状にして差し込み、体勢を少し浮かせるように調整するのもおすすめです。
この方法は濡れ対策だけでなく、寝姿勢の補助にもつながります。
ただし、無理に姿勢を変えたり固定してしまうと、かえってモルモットにとって不快な体勢になることがあります。
最初は短時間から試し、飼い主さんとモルモット双方が慣れるまで、こまめに様子を観察しながら使ってみるのが安心です。
特に長時間のお出かけの際にいきなり導入するのではなく、時間に余裕があるときに練習しておくことをおすすめします。
工夫とアイデア
- 長時間外出する時は、シーツを2枚重ねておくと吸収力アップ。
- よくおしっこする場所が決まっている場合は、その部分だけ吸水パッドを追加。
- お尻が濡れないようにタオルロールを入れて体勢を調整するのもおすすめです。
工夫もアイデアも道具も、すべては使い方次第です。大切なのは、モルモットの様子をよく観察し、「辛そうにしていないか?」「どうすればもっと快適に過ごせるか?」を常に考えてあげてください。
まとめ
本記事では、椎間板ヘルニアのモルモットを介護する中で課題となった「敷物」について、実体験をもとにご紹介しました。
モルモットの介護は、想像以上に気を使うことが多く、心配や不安がつきものです。
ですが、モルモットの性格や病状をしっかりと観察し、それに合った道具を選ぶことで、少しずつ介護の負担が軽くなり、モルモット自身も快適に過ごせるようになります。
敷物ひとつをとっても、「とりあえずペットシーツを敷く」のではなく、体調や状況に合わせた選択をすることで、おしっこ漏れを防ぎ、清潔な環境を保てるようになります。
実際に、適切な敷物で尿による濡れを防げるようになると、介護のしやすさはぐっと向上し、長期的な介護への不安も軽減されていきます。
今回は「敷物」に焦点を当てましたが、ほかにも給水ボトルやエサ皿、ケージ環境など、見直すべきポイントはたくさんあります。
今後も、日々の介護の中で気づいたことや、実際に役立った情報を発信していきたいと思っています。
本記事が、同じように悩んでいる飼い主さんのヒントになれば幸いです。
本記事で紹介した情報は、あくまでも我が家のモルにとっての最適解です。ご自宅で試す場合は、モルちゃんの性格や体格、病状などを加味して調整してください。