椎間板ヘルニアを発症し、介護生活を続ける我が家のモルモットの春太くん!
こまめに様子を確認して、体位交換とおしっこで濡れた場所の洗浄をしているにもかかわらず、肌荒れと抜け毛が発生してしまいました。
この肌荒れと抜け毛の原因は、何なのでしょうか?
動物病院の定期受診の際に、先生に確認してもらいアドバイスをもらいました。
本記事では、椎間板ヘルニアを患ったモルモットの介護と新たに発生した肌トラブルに対して実施した処置、経過などを解説しています。
抜け毛や肌荒れで病院に連れて行くべき?
結論から言えば、「できるだけ早く動物病院を受診した方がよいでしょう」。
その理由は、一見すると単なる抜け毛や肌荒れに見えても、原因が多岐にわたる可能性があるためです。
寄生虫の寄生や免疫力の低下など、人間の目には見えにくい要因が潜んでいる場合もあります。
できるだけ早く動物病院で診察を受け、専門的な視点から適切な判断をしてもらいましょう。
いつから症状が出ているか?や与えている食事の内容を聞かれることがあるので、控えておくと安心です。
肌荒れと抜け毛の状態


写真を見ると分かりやすいのですが、左右の側腹部に抜け毛が発生しています。
また、左の側腹部は赤いポツポツが出来ているのも確認できます。
動物病院の先生の話では、被毛が剥げている部分を齧っているようです。
齧る原因としては、次のように、いくつかの理由が考えられるようです。
・寝たきりの状態なので、おしっこやうんちが付着して不衛生になり、痒みを感じて齧っている。
・被毛が汚れていることがストレスになり、かじっている。
・自由に動けない事がストレスになっている。
・他のモルと触れ合えないことがストレスになり齧っている。
恐らく、齧っている原因はひとつではなく、上記のようなことが重なりストレスを感じてしまっている可能性が高いそうです。
2時間ごとに触られることもストレスの原因になっているのかも…。
病院での診察とアドバイス
診察の結果、実施している介護方法では、春太くんの清潔が十分に保持できていないことに加え、ストレスを解消できていない可能性が浮上しました。
現状では、2時間ごとに春太くんをケージから出して、状態確認をしてから姿勢や寝る場所を変更していました。
このときに、腹部やおしりに濡れや汚れがあれば拭き取りを実施し、汚れや濡れがひどい場合は、洗面器にお湯を張って洗体し清潔を保持していました。
また、8時間ごとに排泄の状態を確認し便が詰まっていたらマッサージを行い、12時間ごとに体重の確認を実施していました。
このような介護方法をもとにして、以下のようなアドバイスをもらいました。
動物病院からのアドバイス
- 体位交換の頻度を調整する。(春太くんのストレスにならない程度の頻度にする。)
- ケージ内の清潔を徹底する。(湿度と温度の管理、敷物:ペットシーツやタオル類の変更。)
- 薬の使用を実施する。(抗生剤の服用と皮膚の保護剤を使用。)
実際に実施した対応
病院から受けたアドバイスを参考にして、介護方法を見直しました。
春太くんは、もともと抱っこがあまり好きではありません。
そのため、2時間ごとに抱きかかえられ、その都度おしりやお腹を長時間拭かれることが、ストレスになっていた可能性があります。
そこで、2時間ごとに体位を手早く変更し、清拭は必要に応じて状況を見て行うようにしました。
また、清潔保持にかかる負担を軽減するため、敷物も再度見直しました。
ペットシーツは、以前の記事で紹介したように吸水性の高いものを使用していましたが、それでも間に合わない場合があるため、人間用の尿取りパッドを導入しました。
ペット用は約500mLの吸水量に対し、人間用は約1,500mLと吸水性が高く、サラサラ感の持続性能にも優れています。
これにより、お腹やおしりが濡れることを予防・軽減することができ、実際に変更してからは8時間ほどサラサラ感が持続するようになりました。
さらに、皮膚の抜け毛に対しては、病院から処方された抗生剤を1日3回服用させ、赤みが出ている部分にはワセリンを塗布しています。
対応の詳細
- 1時間ごとの体位変更で皮膚圧迫と蒸れを軽減する。
- 衣装ケース全体にシーツを敷き、移動しやすく工夫。
- 抗炎症薬の服用による炎症コントロール。
対策後の尿取りの状況
人間用のオムツに変更してから約8時間が経過した結果が、下記の写真です。
汚れの範囲自体は広いものの、触れてみると表面はサラサラで、手が濡れたり汚れたりすることはありませんでした。
また、春太くんのお腹やおしりも、サラサラでふわふわの状態がしっかりと保たれていました。
個人的には、かなり期待通りの結果が得られたと感じています。
仕様前後の尿取りパッドの重量を計測したところ、700gほど増量していました。



その他の対策
他のモルとの触れ合いの機会を作る
下半身の動きが悪くなった春太くんは、食事や運動の際に他のモルモットに比べてハンデを抱えてしまうため、これまでは隔離した状態でご飯やおやつを与えていました。
しかし、モルモットは本来、非常に社交的な動物です。
これまで一緒に過ごしてきた仲間と離れてしまったことが、春太くんにとって大きなストレスになっていた可能性もあると感じました。
そこで、おやつの時間だけは飼い主の目の届く範囲で、他のモルモットたちと一緒に過ごせるように環境を見直しました。
下に添付した写真にもあるように、春太くんは驚くほどモリモリと野菜を食べ、その後には後ろ足を引きずりながらも、他のモルを追いかけて元気に走り回る姿を見せてくれました。
やはり、モルモット同士の触れ合いは、心の健康にも非常に大きな影響を与えることを、改めて実感する機会となりました。

ワセリン塗布
皮膚の保護には、人間用の白色ワセリン(無香料・無添加)を塗布することにしました。
春太くんのように齧る行動が見られる場合、皮膚そのものを守るバリアをつくることで外的な刺激を軽減し、掻きむしりの頻度が減る可能性があると、病院でアドバイスをいただきました。
先生とも相談した結果、白色ワセリンであればモルモットの体に与える影響が少ないとのことで、塗布を開始しました。
実際に使用してみると意外にも効果が現れ、掻きむしる頻度が以前よりも減少したように感じています。
まとめ
モルモットの介護には、体力も時間も必要で、さらに情報が限られていることから、孤独を感じる場面も少なくありません。
それでも、日々の観察と対応を積み重ねる中で、少しずつ症状が改善していく様子を実感できたときの喜びは、何ものにも代えがたいものがあります。
今回の経験を通して強く感じたのは、「不快感の原因に気づき、丁寧に対処すること」の重要性と、介護する側が疲れ切ってしまわないための環境づくりの大切さでした。
春太くんも、今では落ち着いた表情で過ごせる時間が増えています。
同じような悩みを抱えている方にとって、この記録が少しでも役に立てば嬉しく思います。
今回のまとめ
・皮膚トラブルは「不快感」と「不潔さ」が原因のことが多い
・清潔さ+保湿+環境調整が改善の鍵
・介護者自身の継続可能な工夫が長期介護では最重要