夏の味覚の代表ともいえるトウモロコシ。人間にとっては、甘くて美味しい夏の風物詩のような食材です。
最近では、動画やSNS、ブログなどで、トウモロコシの実だけでなく、皮やひげを自宅のモルモットに与えている様子を目にすることがあります。
そんな情報を見て、「うちのモルモットにも少しあげてみたいな…」と考える飼い主さんもいるのではないでしょうか?
実際、筆者の家でも夏になると、モルモットやうさぎ達と一緒にトウモロコシを楽しんでいます。
ただ、最近になって、ふと気がついたのですが、トウモロコシは、モルモットにとって本当に安全な食べ物なのでしょうか?
本記事では、モルモットとトウモロコシの関係について、与える際の注意点や栄養面、適切な与え方などをご紹介します。
大切な家族であるモルモットが、安全に、そして美味しくトウモロコシを楽しめるよう、一緒に確認していきましょう。
モルモットにトウモロコシは与えてもいいの?

(2025年7月28日追記)
この部分の内容は、最新の研究や飼育指針に基づき修正されています。
結論から言えば、「トウモロコシの実やひげの部分は、少量であればモルモットに与えても問題ありません」。
最近では「トウモロコシはモルモットに対してあまりお勧めではなく、生の実やひげを少量だけ与えるのは可能」という見解が広がっているようです。
トウモロコシは、モルモットにとっても甘みがあり、好まれやすい食材のひとつです。
トウモロコシは嗜好性が強く、好んで食べるモルモットも多いですが、糖質やデンプンが多く含まれており、胃腸への負担や肥満の原因となるため注意が必要です。
ただし糖分が多いため、与えすぎには注意が必要です。
週1〜2回、少量を与える程度に留め、体調の変化をよく観察しましょう。
ちなみに、トウモロコシの皮・芯・茎・葉などは、モルモットには消化しにくく、誤飲や腸閉塞のリスクがあるため避けたほうが良いとされています。
トウモロコシの芯・皮・茎・葉は消化しにくいため与える際は、より注意が必要です。また、芯は硬くて危険なため与えない方が良いようです。
| トウモロコシがモルモットに与えるリスク | |
| 消化不良・鼓腸に | デンプン・糖質が多く、腸内発酵に悪影響を与える可能性があります。 |
| 肥満の原因に | 高カロリーなので、与え過ぎると肥満の原因になってしまいます。 |
| ビタミン・繊維が不足に | 本来の主食(チモシーや野菜)に比べ、栄養バランスが偏ってしまいます。 |
うちのモルモットもトウモロコシをたまに食べていますが、今のところ体調に問題はありません。でも、体質や消化力には個体差があるので、与える際は少量・慎重に、自己責任でが基本ですね。
トウモロコシの栄養とモルモットへの影響
トウモロコシには、炭水化物(糖質)やビタミンB群、食物繊維などの栄養素が含まれています。
炭水化物はエネルギー源として役立つ一方で、モルモットにとっては肥満の原因になりやすいという側面があります。
また、食物繊維には腸内環境を整える働きがあり、便通の改善にもつながりますが、摂りすぎるとお腹がゆるくなってしまうこともあります。
さらに、モルモットにとって欠かせない栄養素であるビタミンCは、トウモロコシにはほとんど含まれていません。
そのため、栄養バランスの面から見ると主食には適していません。
あくまで「おやつ」や「ご褒美」として、たまに楽しむ程度にとどめましょう。
トウモロコシ「生・茹で・加工品の違いと安全性」

モルモットにトウモロコシを与える場合は、生の実を細かくカットして与えましょう。
加熱していないぶん栄養が壊れにくく、モルモットも自然な味を楽しむことができます。
茹でたトウモロコシも与えることは可能ですが、「塩」や「バター」などの味付けがされていないことが絶対条件になります。
人間用に調理されたトウモロコシは塩分が多く含まれており、モルモットには危険ですので絶対に与えないようにしましょう。
また、缶詰・スナック菓子・冷凍食品などの加工品には、添加物や塩分、油分が含まれており、モルモットには不向きです。
これらの加工品は決して与えないように徹底してください。
人間用の加工食品は、基本的に動物全般に不向きなので注意が必要ですね。
トウモロコシの与え方とおすすめの量

トウモロコシは、生後3か月以降の健康なモルモットであれば、少量与えても問題ありません。
最初は体調の変化に注意しながら、少しずつ試すようにしましょう。
一度に与える量の目安は、指先でつまめる程度(粒で2〜3粒ほど)です。与えすぎると糖分の摂りすぎにつながるため、注意が必要です。
与える頻度は週に1〜2回までにとどめ、日常的な食事は牧草やビタミンC入りのペレットを中心に構成しましょう。
与える際は芯を取り除き、実の部分だけを細かくほぐして与えると食べやすくなります。
また、手から与えることでモルモットとのスキンシップにもなり、信頼関係を深める良い機会にもなります。
トウモロコシの「ひげ(絹糸)」について
トウモロコシのひげは、新鮮な状態であればモルモットに与えても大丈夫です。
ただし、一度にたくさん口に含むと誤飲や窒息のリスクがあるため、細かくカットして少量ずつ与えるようにしましょう。
また、農薬や防腐剤が残っている可能性があるため、与える前に必ず流水で丁寧に洗い流してください。
ひげの部分には食物繊維が豊富に含まれいるので、整腸効果が期待できます。
一部の飼い主さんの間では、「自然な食物繊維源」として利用されていることもあるそうです。
トウモロコシの「皮(葉の部分)」について
トウモロコシの皮は、硬くて消化が悪いだけでなく、農薬や防腐剤が残留している可能性もあるため、基本的にはモルモットに与えないほうがよいとされています。
一度に多く与えてしまうと、下痢や食欲不振などの体調不良を引き起こす恐れがあります。
どうしても与えたい場合は、外側のかたい部分は避け、内側のやわらかい部分を選び、皮を少量・流水で丁寧に洗ってから与えるようにしましょう。
トウモロコシのひげと皮の扱い方一覧表
モルモットに安全な食事環境を整えるためには、野菜や果物の 「一見大丈夫そうに見える部分」であっても慎重に扱うことが大切です。
モルモットにトウモロコシを与える際には、主食とのバランスを意識して与えましょう。
| 部位 | 与えてOK? | 備考 |
|---|---|---|
| 実 | ◎ | 少量ならOK(主におやつ) |
| ひげ | △(少量) | 良く洗い、短くカットして |
| 皮(外葉) | × | 消化に悪く農薬リスクあり |
| 皮(内側) | △(少量) | 無理に与える必要なし |
動画やSNSの情報を鵜呑みにせずに、一度は自分の目で確認した方が良いみたいですね。
モルモットがトウモロコシを食べたときの注意サイン
トウモロコシを食べた後に、以下のような変化が見られた場合は注意が必要です。
- 便が柔らかくなる、または下痢が続く
- 食欲がなくなる
- 口のまわりをかゆがる、赤くなる
このような症状が見られた場合は、すぐにトウモロコシの給餌を中止し、様子をよく観察してください。
状態が改善しない場合や、他にも異変が見られる場合は、早めに獣医師に相談しましょう。
モルモットは体が小さいぶん、体調の変化が急激に現れることがあります。
普段からよく観察し、少しの異変にも気づけるよう心がけることが大切です。
我が家のモルモットの場合
我が家のモルモットの場合、モトウモロコシの実の部分にはあまり興味を示さず、まったく食べてくれません。
そのため、主に皮とひげの部分を提供していますが、こちらは非常に好んでおり、奪い合うようにして食べています。
ただし、与えると夢中になって無限に食べ続けてしまうため、提供時には量をしっかり管理・調整する必要があります。
過剰摂取にならないよう注意が必要です。

うさぎとモルモットのモロコシ皮の争奪戦!
まとめ
本記事では、モルモットにトウモロコシを与えても大丈夫か?と与える際の注意点を解説しました。
モルモットにとってトウモロコシは、少量であれば美味しく楽しめるおやつになります。
実も皮も与え過ぎるとリスクがあるので注意が必要ですが、たまのご褒美として与える分には、問題はありません
ほのかな甘さがあるので、モルちゃん達も喜んで食べてくれるかもしれません。
芯や外皮、加工品などの危険な部分には十分注意しつつ、新鮮な生の実を週に1〜2回、少量ずつ提供するのが理想です。
食事は健康の基本です。モルモットの体調をしっかりと見守りながら、安心して美味しいひとときを提供してあげてください。
とうもろこし以外の食品については別の記事で紹介しています。モルモットにおやつを与える際の参考にしてみて下さい。
モルモットとうさぎの食材チェックツールで、食べでも良い食品を確認してみて下さい。