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【体験談】モルモット「小梅ちゃん」との別れと初めての火葬体験

先日、我が家のモルモット「小梅ちゃん」が静かに旅立ちました。

前夜までいつも通り元気に過ごしており、まさか翌朝にお別れが来るとは思ってもいませんでした。

ハウスの中で、まるで眠っているかのように静かに息を引き取っていた姿に、ただただ茫然とするばかりでした。

そんな混乱の中でも考えなければならなかったのは、「どうやって送り出してあげようか」ということでした。

しばらく悩んだ末、今回は初めてペット火葬サービスを利用することにしました。

本記事では、その体験を通じて分かったことや感じたことをまとめています。突然の別れに直面した方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

■ 今までは「庭への埋葬」だったけれど…

これまで我が家では、ペットが亡くなった際には実家の庭に丁寧に埋葬してきました。

静かな場所にお花を添え、手作りの墓標を立てて――それなりに心を込めて送り出してきたつもりです。

しかし、何度か繰り返すうちに「このままでいいのだろうか」という気持ちも芽生えてきました。

特に、将来の引っ越しや土地の管理の問題を考えると、庭に埋め続けることへの不安は拭いきれません。

今回は、そうした思いもあって、初めて「ペット火葬サービス」にお願いすることにしました。

決して大げさな儀式ではありませんが、「命をきちんと見送る」ということを、改めて考えるきっかけになったと思います。

■ 火葬サービスの流れとプラン内容(体験談)

今回利用したのは、小動物にも対応した葬儀・火葬サービスです。

電話一本で予約ができ、予約状況によっては当日でも対応してもらえるため、とても助かりました。

予約時間に葬儀場へ到着すると、葬儀から火葬までの流れや費用についての説明があります。

その説明に同意すると、儀式が始まります。

まず、お別れの部屋に移動し、10分ほどの最期のお別れの時間(メモリアルセレモニー)が行われます。

このときは、静かな音楽が流れる室内で、家族だけでペットとの最後の時間を過ごします。

薄暗い部屋に流れる穏やかな音楽と詩の朗読…。私たちは小梅ちゃんと静かにお別れすることができました。

セレモニーの設定時間は10分でしたが、小梅ちゃんとの別れが名残惜しく、抱っこしたまま話しかけているうちに、20分ほどが過ぎてしまいました。

その間、職員さんはせかすこともなく、静かに待っていてくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

職員さんによると、多くの飼い主さんがメモリアルセレモニーの時間を10分以上過ごしてしまうそうです。

メモリアルセレモニーが終了すると、そのまま火葬へと移ります。

今回、筆者が選んだのは「通常メニュー」でしたが、このプランでも完全に個別での火葬対応となっていました。

火葬から納骨の流れには筆者も立ち会うことができ、小梅ちゃんを穏やかに見送ることができたと感じています。

大切なペットを火葬するのがつらいという飼い主さんは、職員さんにすべてを任せることもできるとのことで、飼い主に寄り添う姿勢を強く感じました。

火葬から納骨まではおよそ30分ほどで、骨壺に収められた状態で遺骨が戻ってきました。

筆者が選んだ葬儀社では、ペットの体重によって価格が変動する仕組みで、小梅ちゃんの場合は約8,000円でした。

この価格にはセレモニー、火葬、骨壺すべての費用が含まれており、内容の充実度を考えると非常に良心的だと感じました。

スタッフの対応も丁寧で、心のこもったサービスに救われた思いです。

葬儀社によっては、人間顔負けのお葬式サービスを展開しているところもあるらしいです…💦

■ 実際に火葬を選んで感じたこと

実際に火葬を経験してみて、「火葬という形を選んでよかった」と感じる点が多くありました。

特に印象に残っているのは、小さな命であっても、最期まで丁寧に、大切に扱っていただけたという実感です。

これまで行ってきた庭での埋葬も、決して粗末なものではありませんでしたが、火葬という形を取ったことで、より「しっかりとお別れができた」と感じられました。

また、遺骨を手元に残せることも、気持ちの整理に大きく役立ちました。「見送る」という儀式の持つ力を、改めて実感しています。

今後、他の小さな家族を見送るときにも、同じように火葬で丁寧に送り出してあげたいと思います。

■ ペット火葬に関するよくある疑問(Q&A)

Q. 小さな動物でも火葬できる?
→ はい。モルモットやハムスターなどの小動物にも対応している業者が多くあります。

Q. 自宅まで迎えに来てくれる?
→ 業者によっては出張火葬サービスや引き取りサービスもあります。筆者のように直接の持ち込みも選択可能です。

Q. 火葬のにおいや音は気にならない?
→ 設備が整っており、においや音はほとんど感じませんでした。

Q. 遺骨はどう返ってくる?
→ 骨壺と覆い袋に包まれた状態で返され、見た目も丁寧です。

Q. 費用はどのくらい?
→ 小動物なら5,000〜10,000円前後が一般的です。内容や地域によって変動します。

■ 最後に

小梅ちゃんとの日々は、短くも温かいものでした。

毎朝の「おはよう」の声に反応してくれたこと。野菜を嬉しそうにかじる姿。静かに寄り添ってくれた時間…。

そのすべてが、今ではかけがえのない宝物です。

お別れは本当に突然で、まだ気持ちの整理はついていませんが、しっかりと見送れたことが、唯一の救いとなっています。

この記事が、同じように大切な家族を失った方の心に、少しでも寄り添うことができれば幸いです。

小さな命に、きちんと「ありがとう」を伝えられるお別れが、これからも多くのご家庭に広がっていきますように。

ちなみに獣医さんに確認したところ、小梅ちゃんの最期は、老衰によるもので間違いないようです。

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