動画やSNSで、飼い主さんの膝に乗ってなでなでされている「ベタ慣れのモルモット」を見ると、「うちの子もあんなふうになってほしい」と憧れてしまいますよね。
でも、いざお迎えしてみると、こちらが近づくと全力で逃げてしまったり、抱っこしようとすると鳴いて嫌がったりすることも…。
そんな悲しいことが続くと、「本当にこの子はなついてくれるのかな?」と不安になってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
モルモットは、もともととても臆病な草食動物です。
それでも、モルモットのペースを大切にしながら関わっていくことで、膝に乗っておやつを食べたり、自分から撫でてほしいと寄ってきてくれるくらいまで「ベタ慣れ」してくれる子も少なくありません。
この記事では、モルモットをなつかせる基本ステップや、やってはいけないNG行動、個体差や性格の影響、裏ワザ的なアイテムの使い方などを、管理人自身の経験を交えながら解説します。
この記事で分かること
- モルモットは人に懐くのか?
- モルモットと仲良くなる関わり方
- モルモットが嫌がる関わり方
- モルモットと仲良くなるための小技・裏技
この記事は、202511/30に加筆・修正しています。
モルモットは本当になつく?どこまで「ベタ慣れ」になる?
結論から言うと、モルモットは個体差こそありますが、十分に「なつく」部類の動物です。
時間をかけて関わっていくことで、名前を呼ぶと鳴きながら出てきてくれたり、膝の上でおやつを食べてくれたり、撫でられると目を細めてリラックスした表情を見せてくれるようになります。
ただし、「普通になつくレベル」と「ベタ慣れと呼べるレベル」には、必要な時間やステップに差があります。
最初の段階では、ごはんやおやつを通して「この人は怖くない」「いいことをしてくれる」というイメージを少しずつ作っていきます。
そのうえで、触れられることや抱っこされることも安心だと理解してもらうための期間が、さらにその上に積み重なっていくイメージです。
人間側が焦ってしまうと、モルモットは「この人は怖い」「捕まえられる」と感じやすくなります。
あくまでモルモットのペースを尊重しながら、少しずつ信頼を積み重ねていくことが、最終的な「ベタ慣れ」への近道です。
環境に慣れてもらうのが最初の一歩

お迎えした直後から、いきなり抱っこやスキンシップをしようとするのは絶対NG!
スキンシップを頑張るよりも、まずは「新しい環境に慣れてもらうこと」を最優先にしましょう。
ケージの中には、ハウスやトンネルなど隠れられる場所を用意し、テレビの真横やドアの近くのような急な物音や振動が多い場所は避けましょう。
お迎えして数日〜1週間ほどの接触は、掃除やごはんなどの最低限のお世話をしつつ、それ以外の時間は遠くからそっと様子を見守るくらいにします。
モルモットがケージ内をうろうろしたり、チモシーやペレットを落ち着いて食べる姿が増えてきたら、「この環境は安全だ」と理解し始めてくれているサインなので、観察だけはしっかりしておきましょう。
とにかく最初の印象が大切です。
おやつで「人=いいこと」のイメージを育てる
モルモットになついてもらううえで、おやつはとても強力な味方になります。
ただし、「なんとなくあげる」のではもったいないので、段階を踏みながら距離を縮めるアイテムとして活用していきましょう。
まずは、モルモットが部屋んぽ中に近くへ来たタイミングで、少し離れた位置からおやつをそっと差し出します。
この段階では、無理に手から食べさせる必要はありません。自分のペースで近づき、おやつをくわえに来ることを繰り返すことで、「この人のそばに行くとおいしいものがもらえる」と感じてもらいます。
慣れてきたら、おやつを置く位置を少しずつ飼い主さん側に近づけていきます。
最終的には、手のひらの上におやつを乗せて差し出し、手から直接食べてもらうことを目指します。
さらに先のステップとして、膝の上に乗っておやつを食べるようになってくれれば、かなりの「なつき度」と言えるでしょう。
このとき大切なのは、モルモットを追いかけて口の中へおやつを押し込もうとしないことです。
あくまで「モルモットが自分から近づいたらご褒美がもらえる」という形を徹底することで、「人の近くに行くと良いことが起こる」という印象が定着しやすくなります。
ボディタッチと抱っこに少しずつ慣れてもらう
おやつで距離が縮まり、モルモットのほうから近づいてくれるようになってきたら、ボディタッチや抱っこの練習を始めていきます。ここで意識したいのが、「声かけ」と「手の出し方」です。
いきなり無言で上から手を伸ばしてしまうと、モルモットは「捕まえられた!」と感じ、強い恐怖を覚えます。
我が家のしゅんたくんは、抱っこもなでなでも怖がりませんし、むしろ大好きですが、上から手を伸ばすとすごい勢いで逃げていきます。
無言で上から手が伸びてくるのは、抱っこ慣れしていても本能的に怖いようです。
近づく前には「○○ちゃん、撫でるね」などと優しく声をかけ、モルモットの視界に入る位置から、ゆっくりと手を近づけていきましょう。
最初は頭や背中など、比較的触られやすい部分から撫で始めると受け入れてもらいやすくなります。
抱っこの場合も、やり方次第でモルモットの印象が大きく変わります。
背後からガシッとつかむのではなく、モルモットがこちらを向いている状態で、片方の手を前足の付け根あたりにそっと差し入れ、もう一方の手でお尻をしっかり支えるように持ち上げます。
体が安定していると、モルモットも安心しやすくなります。
もし触ろうとしたときに、体をよじって逃げようとしたり、「キュイ」と鳴いて嫌がる様子が見られたら、一度そこで手を引くことも大切です。
「嫌がっているのに無理をしない」経験を積み重ねることで、モルモットは「この人は自分の気持ちを尊重してくれる」と感じ、長い目で見れば信頼関係にプラスになります。
褒め言葉と声掛けで信頼を積み上げる
モルモットとの信頼関係づくりでは、日常的な声かけも意外と重要な役割を果たします。
モルモットは言葉そのものを理解しているわけではありませんが、声のトーンやリズム、話しかけられるシチュエーションとセットになって、「これは安心できる時間だ」「楽しい時間だ」といった雰囲気を敏感に感じ取っています。
たとえば、ごはんをしっかり食べられたときに「ごはんもりもり食べられてえらいね」と声をかけたり、きれいなうんちが出たときに「いいうんち出たね、健康でえらいね」と言葉を添えたりするといいでしょう。
こうした声かけは、モルモットの健康チェックにもつながりますし、「褒めてもらえる安心した時間」として記憶されやすくなります。
部屋んぽで元気に走り回っているときに「今日も元気で素敵だね」と声をかけるのも良いでしょう。
このように、その子の行動や様子に合わせて具体的に声をかけていくことで、モルモットにとって飼い主さんは「安心できる存在」「そばにいると心地よい存在」というイメージを持ちやすくなっていきます。
モルモットが苦手なNG行動と、その理由
追いかけ回す・捕まえようとする
筆者も経験があるのですが、なついてほしい気持ちが強いときほど、「大丈夫だよ〜」と声をかけながら逃げるモルモットを追いかけてしまいがちです。
しかし、多くの草食動物にとって、「追いかけられる」という状況はそのまま「捕食される」イメージに直結します。
短い時間であっても、何度も追いかけられる経験をすると、「人が近づく=捕まえられるかもしれない」という学習が進み、ますます人から距離をとるようになってしまいます。
なついてほしいからこそ、「逃げたら追わない」「近づいてきてくれたときにだけ関わる」というルールを自分側に課しておくことが大切です。
視界の外から急に触る・上からつかむ
モルモットは、視界の外から迫ってくるものを本能的に怖がります。野生では、背後や上から忍び寄るのは、ほとんどが捕食者だからです。
後ろから突然撫でたり、上からガシッとつかみ上げたりすると、スキンシップのつもりでもモルモットにとっては「攻撃された」「捕まえられた」と感じる強いストレスになります。
こうした経験が重なると、「人の手は怖いもの」という印象が残ってしまいます。
そのため、撫でるときや抱き上げるときは、必ずモルモットの視界の中でゆっくりと手を動かすように意識することが大切です。
正面や横から近づき、「今から触るよ」と声をかけてから手を伸ばすだけでも、モルモットの受ける印象は大きく変わります。
無理な抱っことしつこいスキンシップ
仲良くなりたいという気持ちが強いと、抱っこや撫でる時間をつい長くとりたくなります。
しかし、モルモットの「もうやめてほしい」というサインを見逃してしまうと、逆に信頼を損ねてしまうことがあります。
体をよじって逃げようとしたり、キュイッと短く鳴いて抗議するような素振りを見せたり、目を見開いたまま体を固くしているときは、かなり緊張している可能性が高いです。
こうしたサインが出たときには、一度スキンシップを中断し、少し距離をとってあげるほうが結果的にはプラスになります。
「いや」とサインを出したときに、それを尊重してくれる経験が増えることで、「この人は自分の気持ちを分かってくれる」とモルモット側も感じやすくなるのです。
その先で、モルモットのほうから甘えに来てくれる日が少しずつ増えていくことでしょう。
ベタ慣れしやすい個体・しにくい個体の違い
お迎え前の様子は大きなヒント!
ショップやブリーダーさんのもとでモルモットを選ぶときに見えてくる性格の傾向は、家庭に迎えたあとも、ある程度そのまま引き継がれることが多いです。
人前でも平気で出てくる好奇心旺盛な子は、人に対しても慣れやすい傾向がありますし、ケージの奥でじっと隠れているような慎重な子は、家でも時間をかけて距離を縮めていく必要があることが多いです。
ただし、「慎重な子だからダメ」「怖がりだからなつかない」というわけではありません。
一目惚れでお迎えした子がとても臆病だったとしても、毎日の関わり方を工夫し、モルモットのペースを尊重しながら時間をかけていけば、少しずつ心を開いてくれるケースはたくさんあります。
筆者の家では、ひよりくんが引っ込み思案な性格でしたが、しゅんたくんや小梅ちゃんをお迎えした際にお兄ちゃんとしてお世話を焼き始め、その後、筆者にも積極的に関わってくれるようになりました。
品種や多頭飼育による違いは?
経験上、イングリッシュモルモットは比較的人に慣れやすい個体が多い印象があります。
筆者はこれまで、5匹のモルモットを飼育してきました。その内訳は、イングリッシュ2匹とアビシニアン3匹ですが、イングリッシュは、好奇心の旺盛さが影響しているのか、なついてくれるのが早かった印象です。
ただし、品種ごとの違いは「絶対にこの品種がベタ慣れしやすい」というほど決定的なものではなく、あくまで傾向としてとらえておく程度でよいと思います。
一方で、単独飼育か多頭飼育かは、なつき方に影響しやすいポイントです。
1匹だけで飼っている場合、飼い主さんとの関わりがその子の生活の大部分を占めるため、人へのなつき方が深くなりやすいことがあります。
反対に、複数匹で暮らしている場合は、モルモット同士のつながりが強くなり、人間への依存度がやや低くなるケースがあります。
もちろん、多頭飼育には「モルモット同士で安心できる」「群れとしての自然な行動が見られる」といった大きな魅力もあるため、飼い主さんの優先したい気持ち次第でよいでしょう。
多頭飼育では、1匹ずつと向き合う時間を意識的に作ることで、人との距離も縮まりやすくなります。
モルモット懐かせ小技・裏技5選

飼い主のニオイを「安心の目印」にする
れは小技になるのですが、モルモットと仲良くなる方法に「飼い主のニオイを安心の目印にしてもらう」というものがあります。
モルモットは、主に嗅覚や聴覚で周囲の安全・危険を判断している動物です。
そのため、「いつも同じニオイの人は安全」「このニオイのときは嫌なことは起きない」といったセットを作ってあげると、それだけでかなり落ち着きやすくなります。
方法は単純で、お世話をするときに、できるだけ毎回同じパーカーやエプロンを身につけるようにしてみてください。
その服をしばらくハウスの近くやケージの横にかけておき、飼い主さんのニオイに自然と慣れてもらうのも効果的です。
また、自分のニオイがうっすら移ったタオルやひざ掛けを用意し、それをケージ内の隅に敷いてあげるのもよい方法です。
こうした工夫を積み重ねることで、「このニオイ=いつもの人=ごはんをくれる安全な人」というイメージがモルモットの中に育っていきます。
食べ物そのものを使わなくても「落ち着けるニオイ」がそばにあることで安心感が増し、結果的に飼い主さんとの距離も縮まりやすくなります。
「ライフスタイルのルーティン」を決める
モルモットのなつかせで、意外と効果が大きいのが「いつもの時間・いつものルーティン」を決めてしまう方法です。
モルモットは生活スタイルが頻繁に変化すると落ち着かず、「毎日同じように繰り返される決まったパターン」が大好きな動物です。
ごはんをあげる時間、ケージ掃除をする時間、軽く声をかけるタイミングなどを、できるだけ同じ時間帯・同じ順番で行うようにしてみてください。
たとえば「夕方〜夜は、ケージ掃除 → 声かけタイム → 部屋んぽ」という流れを毎日続けるイメージです。
そのルーティンの中で、必ず一言二言の声かけや、ほんの一瞬でもいいのでナデナデの時間を挟んでおくと、「この時間になるといつもの人が来て、ちょっと構ってくれる」とモルモット側も覚えていきます。
パターンが定着してくると、時間が近づくにつれてソワソワし始めたり、ケージの前で待っている姿が見られることもあります。
モルモットにとって、「決まった時間に、決まった人が、決まったことをしてくれる」というのは、とてもわかりやすくて安心できるサインです。
時間と行動をセットで覚えてもらうことは、地味ではありますが、じわじわと信頼感を育ててくれる、なかなか侮れない裏技だと言えるでしょう。
ちなみに筆者宅では、14:00と17:00がごはんとおやつの時間になっているのですが、決まった時間の5分ほど前からそわそわし始めて、時間になると筆者を呼びに来てくれます。
仕事の都合で少し遅くなると、冷蔵庫の前でプープー鳴いて抗議してくるので、モルモットの腹時計はかなり正確なのだと感じます。
背景になりきる
臆病なモルモットに対して、正面から「さあ仲良くなろう!」とぐいぐい距離を詰めてしまうと、かえって警戒心を強めてしまうことがあります。
そんな子に試してほしいのが、「あえて何もしない」タイプの裏技です。やり方はとてもシンプルで、部屋んぽ中のモルモットのそばで、飼い主さんは床やソファに座っているだけ。
スマホをいじったり、本を読んだりして、あくまで「そこにいるだけの存在」になります。
このとき、じっと見つめ続けるのではなく、基本的には放置しておくのがコツです。モルが近くを通っても、手を伸ばして触ろうとせず、「勝手にウロウロしていていいよ」という雰囲気を保ちましょう。
モルモットは臆病なわりに社会性のある動物なので、無理に触られるのは嫌がりますが、全く無視されるのもそれはそれで嫌なようです。
こうした時間を積み重ねていくと、「このでかい生き物、意外と何もしてこないな……」と、少しずつ自分から近寄ってくることがあります。
触りたい気持ちをこらえつつ、「あちらからの接近を待つ」ことが、この技を成功させる一番のポイントです。
先輩モルの力を借りる(多頭飼育向け)
すでに人慣れしているモルモットがいる場合に限られますが、その子に「先生モル」として活躍してもらう方法がおすすめです。
まずは、よく慣れている個体を先に抱っこしたり、落ち着いてなでなでしてあげたりして、人と触れ合っている様子を見せます。
このとき、臆病な子からもその様子が見える位置で行うのがポイントです。
リラックスした表情で気持ちよさそうになでられている姿を見せることで、「なでられても怖くないんだ」「人に触られるのは案外悪くないかも」と、新入りモルちゃんにも少しずつ刷り込んでいきましょう。
同じ群れの仲間が安心しきっている様子は、モルモット同士にとってとても説得力のあるお手本になります。もちろん、飼育環境や相性によってはうまくいかないこともあり、誰にでも使える方法とは言えません。
それでも条件が合えば、「先生モル作戦」は、食べ物に頼らずに人への警戒心をやわらげられる、なかなか頼もしい裏技になります。
筆者は、新たに子どものモルモットをお迎えした際には、子モルが環境に慣れてきたタイミングで、先住のモルモットと引き合わせて相性を確認するようにしています。
相性に問題がなければ、一緒に生活してもらっているのですが、先輩モルが若い子にいろいろと教えてくれるので、生活のことは基本的に先輩モルに丸投げです。
過去に一組だけ相性の悪い組み合わせがありましたが、その場合はケージを分ければ問題ありません。
ラクトバイトを使う

どうしても手への警戒心が強く、なかなか近づいてくれない子や、おやつ作戦にもなかなか乗ってくれない個体には、「奥の手」としてラクトバイトのような小動物用の栄養ペーストを使用する方法があります。
ラクトバイトは乳酸菌やビタミンなどが配合された甘めのペーストで、好んで舐めるモルモットが多いアイテムです。
使うときは、指先や手のひらにごく少量だけ出し、そのままモルモットの前に差し出しましょう。興味を持って舐めてくれれば、「人の手からおいしいものが出てくる」ということを覚えてくれます。
これを少しずつ繰り返すことで、「手=怖いもの」というイメージを「手=いいことが起こるもの」に上書きしていく効果が期待できるので、おすすめです。
ただし、ラクトバイトはとても嗜好性が高いぶん、与えすぎるとペレットやチモシーを食べる量が減ってしまったり、カロリー過多や肥満など健康面のリスクにつながる可能性もあります。
あくまで「ここぞ」というタイミングで使うおやつの延長として、ご褒美的に少量ずつ与えるのがおすすめです。
ベタ慣れまでの道のりと期間の目安

モルモットを飼育していることを口にすると、「モルってなつくの?」や「どれくらいの期間でなつくの?」と質問されることが多いです。
しかし、モルモットがなついてくれるか否かは、その子自身の性格やお迎え時の月齢、飼育環境などによって大きく変化します。
人懐っこい性格の子であれば、お迎え初日から数週間ほどで、かなり甘えん坊なモルモットに育つこともあります。
筆者が初めてお迎えしたモルモットは、2歳のアビシニアンの男の子でした。一般的に年齢が行き過ぎていると、お迎え後になつきにくいとされていますが、この子はショップにいるときからお客さんを見かけてはアピールしている個体でした。
店員さんからも、「すごく甘えん坊で、構ってくれないと寂しがる」と言われるほどで、実際にお迎えすると、ケージに入ることもなく筆者と奥さんに飛びついてきました。
反対に、ひよりくんの場合は慎重な性格だったようで、筆者になつくまでにお迎えから2年以上かかりました。
せっかくお迎えしたモルちゃんがなついてくれないと気持ちが焦りますが、大切なのは「いつまでにベタ慣れにしなければ」と期限を決めて接することではありません。
極端な話、「おいしそうにおやつを食べている姿を見ていれば十分」や「元気に走り回っている姿が見られれば満足」と気持ちを切り替えて、毎日ていねいにお世話をしていけば、それなりに関係を築くことは可能です。
昨日よりごはんのときに近くまで来てくれた、撫でられる時間が数秒のびた、逃げるまでの時間が少し長くなった…。
そんな小さな変化の積み重ねを楽しむことも、ペットとの生活の醍醐味といえるのではないでしょうか?
まとめ
本記事では、初心者モル飼いさんに向けて、モルモットがなつくのか、そしてベタ慣れまで持っていくコツを紹介しました。
厳しめなことを言えば、モルモットをベタ慣れに育てるための魔法のような近道はありません。
しかし、モルモットの気持ちを尊重しながら、正しい方向に向かってコツコツ積み重ねていけば、確実に距離は縮まっていきます。
まずは、お迎えした子が暮らす環境を「安全で落ち着ける場所」として整え、ハウスや隠れ家を用意しながら、新しい生活に慣れてもらうことがスタートラインになります。
そのうえで、おやつや声かけを使って「人=いいことが起こる存在」というイメージを育て、少しずつボディタッチや抱っこにもチャレンジしていきましょう。
追いかけ回したり、視界の外から急に触ったり、嫌がっているのに抱っこを続けるといった行動は、モルモットにとって大きなストレスになります。
こうしたNG行動を避けること自体が、なつきやすい土台づくりにもつながります。
個体差や多頭飼育の影響も理解しながら、その子のペースに合わせた距離感を探していくことが大切です。
ラクトバイトのような裏ワザ的アイテムも、少量を上手に使えば「手はおいしいものが出てくる存在」というイメージづくりに役立ちます。
ただし、あくまで特別なおやつとして、「少し・たまに」を意識して使っていきましょう。
モルモットのベタ慣れは、一気に完成するものではなく、毎日の小さな成功体験の積み重ねです。
ご自宅のモルちゃんの性格やペースに合わせて、できそうなところから少しずつ取り入れていってくださいね。