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絶対禁止⁉モルモット飼育に『すのこ』と金網が危険な理由を徹底解説

モルモットの人気が高まっている今日この頃、動画やインスタグラムなどで、可愛いモルモットの動画や写真を見かけることが増えてきました。

しかし、モルモットの動画や写真を見ていて、少し気になることがあります。

特に初心者の飼い主さんに多い印象なのですが、ケージの中やモルモットの生活スペースに、すのこや金網を使用しているのです。

ケージを購入した時に、金網が付属しているためそのまま使用しているケースもあると思われますが、これは絶対にやめましょう。モルモットにとって非常に危険です!

この記事では、モルモットの飼育においてすのこや金網を使用しない方が良い理由について詳しく解説します。

モルモット飼育で『すのこ』や『金網』使用は避けるべきか?

モルモットを飼育する際、足場に『すのこ』や『金網』を使用するのは絶対にやめましょう

理由は、モルモットの足のケガに繋がるからです。実際に触れてみるとよくわかるのですが、モルモットの足はとても細く足の裏に肉球などもありません。

そのため、すのこや金網を使用すると、隙間に足が挟まったり足底部を傷つけるリスクが発生するのです。

写真や動画ですのこや金網を良く見かけるので、すのこと金網に言及していますが、同様の理由でうさぎ用の穴が開いている休足マットもモルモットには適していません。

『すのこ』や『金網』の使用を避けるべき理由

足の怪我を防ぐため

モルモットの足は非常にデリケートで、適切な飼育環境を整えることが重要です。

すのこや金網を使用すると、隙間に足が挟まるリスクが高くなります。特に金網の上を歩くと足底が傷つきやすく、足底潰瘍などの深刻な問題が発生することがあります。

これにより、モルモットが痛みやストレスを感じ、健康を損なう可能性が高くなります。

さらに、すのこの隙間に足が引っかかると、モルモットは足を掴まれたと勘違いして焦り、急いで足を引き抜こうとします。

その結果、骨折したり、酷い場合には足を失ってしまうこともあります。

このような理由から、すのこや金網、うさぎ用の休足マットなどの使用は避けることが推奨されます。

ストレスを軽減するため

モルモットは非常に臆病な性格を持っています。すのこや金網の上では足場が不安定になり、モルモットは常に緊張状態に置かれることになります。

特に、金網の上を歩く際には、足底が痛くなるだけでなく、バランスを崩しやすくなるため、ストレスが増大します。

モルモットがリラックスできる環境を提供するためには、安定した床材を使用することが重要です。

柔らかい床材や牧草を敷くことで、モルモットは安心して動き回ることができます。

また、これにより足の健康も保たれるため、すのこや金網の使用を避け、安定した床材を選ぶことが推奨されます。

モルモットの心理的な安定と健康を保つために、適切な環境を整えてあげましょう。

清潔を保つため

すのこや金網を使用すると、おしっこやうんちが穴から下に落ちるため、一見清潔が保たれているように感じますが、実際には排泄物が混ざってしまい、べちゃべちゃになってしまいます。

さらに、人間の心理として、見えている範囲が綺麗だと掃除を手抜きしてしまいがちです。

モルモットのケージを清潔に保つことは、健康維持において非常に重要です。

床材として牧草やアスペン材を使用すると、汚れた部分を簡単に取り替えることができるため、モルモットが常に清潔な環境で過ごすことができます。

また、洗濯が苦にならなければ、吸水性の高いタオルを床材として使用することもおすすめです。タオルを毎日交換すれば、おしっこでモルモットの体が汚れることも少なくなりますし、柔らかい素材なので足の保護にも役立ちます。

こういった理由からも、足場にすのこや金網を使用するのは避けた方が良いでしょう。

モルモットの足の怪我に関する情報

筆者は、ペットショップで初めてモルモットを迎えた際にケージも一緒に購入しましたが、そのときにケージに付属の金網やすのこを使用しないように注意を受けました。

また、行きつけの動物病院でもモルモットの飼育環境について尋ねられ、その中で足の保護のためにすのこや金網を使用しないように指導を受けました。

ホームページを持っている動物病院の中には、モルモットの病気やケガについて紹介しているところがあり、そういった病院でもすのこや金網の使用に対して注意を呼び掛けています。

SNS上では、すのこや金網の便利さを紹介している方もいますが、基本的にはペットショップや動物病院が提供する情報の方が正確性が高いと考えた方が良いでしょう。

足のケガ

ケージの床が細い金属性の網状となっている場合、足を挟んだりして怪我をすることがあります。

まなび野動物病院HPより引用

https://www.manabinoanimal.com/wellness_and_preventive_care_for_pets/health_care_for_rabbits_guinea_pigs_and_hamsters/preventive_care_for_guinea_pigs/

まとめ

本記事では、モルモットの飼育において『すのこ』や『金網』を使用してはいけない理由を解説しました。

すのこや金網は、モルモットの足に負担をかけ、怪我やストレスの原因となるため、使用しない方が良いでしょう。

一般的には、牧草やアスペン材などの柔らかい床材を使用する方が、モルモットの足に優しい環境を提供できます。

ただし、牧草を床材にすると湿気がたまりやすく、汚れた牧草をモルモットが食べてしまう可能性があるため、こまめな掃除が必要です。

筆者としては、モルモットの床材には吸水性の高いタオルや足ふきをおすすめしますが、これも毎日の洗濯が必要になります。

また、吸水性の高い足ふきなどは価格が高いため、十分な数を揃えるのは大変かもしれません。

モルモットの健康を守るためにも、ご家庭の環境に合わせて最適な床材を見つけて提供してあげてください。

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