モルモットの床材にすのこ・金網はNG!危険な理由とおすすめ比較

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モル飼いのみなさん、モルモットの床材選びで頭を痛めていませんか?

ハムスターと違い、モルモットの床材は専用のものがショップで豊富に販売されているわけではないため、多くの人が手探り状態で調べているのが現状です。

私自身、モルモットの飼育をはじめてから今まで、いろいろな床材を試してきました。何なら今でもインターネットやSNSで良さげな床材を紹介している人がいれば、実際に試したりしているほどです。

そのなかで少し気になるのが、すのこや金網を使用していたり、便利な床材として紹介しているケースが見られることです。

一見、便利そうなすのこや金網ですが、実はモルモットの飼育にはあまり向いていません。

この記事では、モルモットの床材にすのこや金網が不向きである理由を、危険なポイントを交えつつ解説していきます。

愛するモルモットが安全で快適に暮らせるようにするためにも、ぜひご家庭の環境に合わせて最適な床材を見つけ、提供してあげてください。

この記事でわかること

  • モルモットの床材に「すのこ」や「金網」がNGな3つの理由
  • 痛みを伴う足の病気「バンブルフット(足底皮膚炎)」の原因とチェック方法
  • 4つの主な床材(紙系・布・木材チップ・バスマット)のメリット・デメリット比較
  • 筆者がたどり着いた、モルモットが喜ぶおすすめの床材の組み合わせ
  • すのこ・金網から安全な床材へ、負担をかけずに乗り換える手順

この記事は、2026年10月に加筆・修正しています。

【結論】モルモットの床材にケージ付属の「すのこ・金網」はNG!

結論から言うと、モルモットの床材として「すのこや金網はおすすめできません。」

ペットショップでもモルモットの床材にすのこやウサギ用の金網を使用しているところがあるため、初心者さんは勘違いしやすいのですが、モルモットの足のつくりは、すのこや金網に適していません。

モルモットの足裏は繊細で、犬やネコのような厚い肉球がなく、硬い床や網状の床で刺激が続くと足底皮膚炎(いわゆるバンブルフット)などの傷や炎症が起きやすいとされています。

ワイヤーの床や硬い格子状の床は、モルモットの足の裏のキズやただれを招き、悪化すると足底皮膚炎や細菌感染に進む可能性があります。

また、モルモットの足はとても細く、ちょっとした弾みですのこの隙間や金網の目にはまり込んでしまうことも少なくありません。

こうした点からも、モルモットの床材は掃除のしやすさよりも、「足に優しい、穴や隙間のないフラットな床」を選択する方が良いでしょう。

なぜ危険?モルモットの床材にすのこ・金網を使う3つのデメリット

モルモットの床材にすのこ・金網を避けるべき理由は、大きく3つあります。ここでは、少し詳しく危険ポイントを解説していきます。

1.隙間に足が挟まり、骨折やケガにつながるリスク

すのこや金網の大きな問題は、「隙間がある構造」そのものです。

モルモットの足は飼い主さんが想像するより小さいため、格子の幅や角度によっては、指や爪が引っかかったり、足がすっぽり落ちてしまうことがあります。

特に危険なのは、何かの拍子に足が隙間にはまり、驚いて急に動いてしまったときです。

足が抜けない状態で無理に前に進もうとすると、関節や筋肉に強いねじれが加わり、捻挫や脱臼、場合によっては骨折など深刻なケガにつながるリスクが否定できません。

また、足を痛めてしまったという経験は、身体的な負担だけでなくモルモットの行動面にも影響します。

「歩く場所が不安定」「痛いかもしれない」という経験を学習することで、動きが減り、活動性が落ちるリスクが考えられるのです。

これは体重増加や筋力低下、さらに別の健康リスクの原因になり得ます。

床材は「安全に歩けること」が最も重要で、隙間がある構造の床はそれだけで不利になるのです。

2.足裏への負担が集中し、擦れや傷の原因に

金網やすのこは構造上、モルモットの足裏に「局所的な負担」を与えやすいとされています。モルモットの足裏は犬猫のような厚い肉球構造ではないため、圧や摩擦に弱いのです。

フラットな床であれば体重が面で分散しますが、金網や格子状の床では荷重が同じ場所に集中し、過ごす時間が長くなると足裏の皮膚にダメージが蓄積しやすくなるのです。

さらに、格子の凹凸がある床では「微細な擦れ」が起きやすく、足底の小さな傷から炎症や潰瘍へ進むこともあります。

特にシニアのモル、体重が重いモル、関節や神経の不調で動きが少ないモルでは、同じ場所に圧がかかり続ける時間が増えやすく、足底トラブルが悪化しやすくなります。

モルモットの足裏を守るには、硬い床よりも、安定したフラット床を前提に柔らかい素材を選ぶほうが安心です。

3.尿やフンが溜まりやすく、不衛生・ニオイの原因にも

すのこや金網を選ぶ理由のひとつに、「尿や便が下に落ちるから床の清潔が保てそう」という印象があるのではないでしょうか。

しかし実際には、網やすのこの端に尿やうんちが残っていたり、落ちた尿や便がケージ下部やトレー内に溜まることで、不衛生な環境を作ってしまうことがあります。

すのこや金網自体の汚れはもちろんですが、その下の掃除が不十分だと、上にいるモルモットの足裏や被毛がアンモニアや湿気の影響を受けて、皮膚トラブルの原因になることもあるのです。

また、残った尿やうんちの汚れが発酵・蒸散することで、ケージ全体の空気が悪くなることも無視できません。

簡単に言うと、すのこや金網は構造として、ケージ内の「汚れを隠す仕組み」になりやすいのです。

ケージ内や床の清潔を保つには、汚れが見えやすく交換や部分掃除がしやすいもののほうが、おすすめです。

放置は厳禁!痛みを伴う「足底皮膚炎(バンブルフット)」とは?

足底皮膚炎(バンブルフット)は、足裏に傷や炎症が起き、細菌感染を伴うこともある痛みを引き起こしやすいモルモットの足のトラブルです。

原因は単独ではなく、硬い床・ワイヤー床による刺激や外傷、湿って不衛生な環境、肥満や活動低下などが重なって発症しやすいとされています。

進行すると歩行困難や食欲低下、強い痛みにつながるケースもあるため、床材の見直しは予防として非常に重要です。

モルモットの足裏に赤みやかさぶたを見つけたら、早めの受診をおすすめします。

進行してしまうと非常に痛々しい状態になってしまいます。モルちゃんのためにも床材選びは慎重に行いましょう。

床材だけじゃない!?足トラブルを悪化させる要因

足底皮膚炎は「床が悪いから起きる」場合もありますが、実際は複合要因で起きやすく、悪化しやすい点も押さえておきたいところです。

たとえば肥満は足うらへの圧を増やし、動きが減ることで血流や皮膚状態も悪化しやすいとされています。

また、ケージが狭く運動量が少ない、病気や高齢で動かない、ビタミンC不足が疑われるなどもリスク要因として考えられます。

床材改善と同時に、体重管理・運動環境・清潔管理をセットで整えて、モルモットの足底皮膚炎を予防しましょう。

床材も重要ですが、モルモットの足うらを痛める原因は体重や運動不足など色々あるので生活をトータルで調整してあげてください。そんな我が家のモルは少しばかり肥満気味💧

【比較表】モルモットにおすすめの床材4種類と選び方

モルモットの床材選びの基本は「フラットな床+足に優しい素材」となります。

選択肢として扱いやすいのは紙系床材で、吸水性が高く足への刺激が少ない点がメリットです。

このため、ペットシーツをそのまま床材に使用しても良いのですが、我が家ではモル達がシーツをかじってしまうので使えませんでした。

ペットシーツ以外では、フリースや布ライナーが床材候補にあがってきます。

ただしタオルに代表される布素材のものは、吸水性が一定ではなく尿で汚れた場所がぬれたままになりがちなので、定期的な交換と洗濯が必要になります。

木材チップも床材の候補にあがることがありますが、モルモットがアレルギーを持っていたり、ニオイがキツイ材質のものがあるため、基本的には避けた方が良いと言われています。

どうしても木材チップを使用する場合は、素材が粗くモルモットの足裏を傷つける可能性があるものや粉塵の多いもの、ニオイがキツイものは避けて刺激の少ない素材を選びましょう。

我が家でも一度、木材チップを使用してみましたがアレルギー持ちのモルがいて、くしゃみが止まらなくなったので使用をやめました。

紙・布・木材・バスマットの特徴とメリット・デメリット

床材選びのポイントですが、どうしても迷うようなら次のポイントを意識してみてください。

①足への優しさ、②吸水・消臭、③掃除の手間、④コストの4点で主な床材を比較・整理すると、ご自宅の環境に合ったものが見えてきます。

(※評価基準:◎(とても優秀)、◯(問題なし)、△(注意・手間がかかる))

「最適解は一つ」ではありません。ご自身の生活スタイル(掃除や洗濯にかけられる時間)と、モルモットの体質、飼育数に合わせて床材を調整していくことで、より良い選択ができるはずです。

【イチオシ】コスパ・吸水性抜群!バスマット+タオルの組み合わせ

すでに紹介していますが、我が家では、いろいろな床材を試した結果、完璧なものはないとの結論に辿り着きました。

そのため、現在ではマイクロファイバーバスマットとダイソーのペットマット、タオルを組み合わせて使用しています。

すべてのモルモットが同じなのか分かりませんが、我が家に来たモルモット達はふわふわでもふもふの素材を好んでいるため、前述の組み合わせはかなり理想に近いと感じています。

デメリットをあげるとすれば、毎日すべての敷物を交換して洗濯する必要がある点です。

人間用の洗濯物とは分けて洗わないとモル毛やおしっこのニオイが衣類にうつります。

1日に2回は洗濯することになるので、水道代や洗剤代などの維持費が余計に掛かってしまいます。

また、マイクロファイバーバスマットの起毛をモル達が引き抜いてしまうことがあるので、起毛の状態に応じて交換が必要です。

マイクロファイバーのバスマットは、安いものでも600円くらいしますし、大判のものは1000円を超えることも珍しくありません。

私は近所のホームセンターで安くなっている時にまとめ買いして保管していますが、一度設置すれば半永久的に使用できる金網やすのこに比べると、費用は割高になってしまいます。

このデメリットをクリアできれば、マイクロファイバーバスマットは最適な床材だと感じています。

▼マイクロファイバーバスマットを床材にした記事はこちら

すのこ・金網からの安全な乗り換え手順!上に敷くおすすめの対策も

ここまで、すのこや金網の危険性を解説してきましたが、今現在それらを使用している方にとっては、「はい、そうですか」と簡単に納得して環境を変えるのは難しいかと思います。

もし、現在すのこや金網を床材に使用していても、足裏に赤みや傷がなく、歩き方や活動量に問題がないのであれば、焦って今すぐ全面変更しなくても大丈夫です。

ただ、少しでもモルモットの足に負担がかかることに不安を感じている場合は、少しずつ環境を変えてみるのも良いでしょう。

具体的には、床材としてすのこや金網を敷いた状態で、その上にフリースややわらかいマット、ペットシーツなどを敷いて、「足が直接触れない状態」を作るのはどうでしょう?

そのうえで、モルモットの様子を見ながら、休む場所やよく歩く場所をフラットで柔らかい床へと段階的に移行していくのがおすすめです。

ワイヤー床は足裏の傷や感染リスクを高める要因になり得るため、最終的には全面フラット化を目標にするのがおすすめです。

モルモットの足裏チェック!床材変更後の観察ポイント

床材を変えた後は、モルモットの足底の観察を定期的に行ってください。

安全な環境に移行するとはいえ、モルモットにとっては足場が大きく変わることになります。

歩行状態や運動量が変化している可能性もあるので、足底と生活のチェックはとても大切です。

観察ポイントは、足裏の赤み、腫れ、かさぶた、出血、触ると嫌がる様子、歩き方のぎこちなさなどです。

足底皮膚炎は痛みを引き起こしやすく、食欲低下や体重減少につながることもあるため、異変に気づいたら早めに動物病院へ相談しましょう。

ほかにも、食事量の変化や排泄物の状態も確認して、モルちゃんの健康を見守ってください。

獣医師も注意喚起!専門家がモルモットに金網・すのこを避ける理由

筆者は、ペットショップで初めてモルモットを迎えた際にケージも一緒に購入しましたが、そのときに付属の金網やすのこは使わないように注意を受けました。

また、行きつけの動物病院でも飼育環境を確認され、足の保護のためにすのこや金網を避けるよう指導を受けています。

SNSでは便利さが紹介されることもありますが、足のトラブル予防という観点では、専門家の情報を優先して参考にするのが安心でしょう。

足底皮膚炎(バンブルフット)

バンブルフットは、足の裏の炎症と感染症です。 原因としては、切り傷、ワイヤー製の床、不衛生な環境、肥満などが挙げられます。

感染が長期化すると、リンパ節の腫れ、腱の炎症、関節炎、そして体の他の部位への感染拡大につながる可能性があります。

(MSD獣医マニュアルより引用)

モルモットの床材に関するよくある質問(Q&A)

床材について、筆者がよくいただく質問をまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。

また、Q&Aの内容以外に疑問がある場合は、コメントやDMで質問いただければ、可能な範囲で回答させていただきます。

ケージ付属の金網はどうしたら?

取り外せない場合は、まず全面カバーで足裏の直接接触を避けましょう。ワイヤー床は足裏の傷や炎症につながり得るため、様子を見ながらフラットでやさしい床へ段階的に移行するのがおすすめです。

「短時間なら金網でも大丈夫」?

体格や年齢にもよりますが、足裏のトラブルは刺激が蓄積して起こることが多いため、短時間でも安心とは言い切れません。特にシニアや肥満、持病のある子はリスクが上がりやすいので、基本は避け、必要なら全面カバーで直接接触を防ぎましょう。

すのこは全部ダメ?

基本的にはおすすめしません。どうしても使う場合は範囲をごく一部に限定し、上からやわらかい素材でカバーしたうえで、休む場所には必ず柔らかいフラット床を確保してください。

フリースは掃除が大変?

紙床材より日々の掃除は増えます。うんちのこまめな回収と、濡れ具合に合わせた洗濯・交換が必要なので、無理なく続けられる頻度かどうかを基準に選ぶと安心です。

まとめ:モルモットの足に優しい、安全な床材を選ぼう

この記事では、モルモットの飼育において『すのこ』や『金網』を使用してはいけない理由を解説しました。

すのこや金網は、モルモットの足に負担をかけるだけでなく、突発的な事故によって大きなケガにつながる可能性があります。

さらに、足場の不安定さが日々のストレスの原因になることもあるため、できれば使用は避けたほうがよいでしょう。

床材はフラットな土台の上に、紙系やフリースなど足に優しい素材を組み合わせ、清潔を保てるものを選ぶと安心感が増します。

牧草やアスペン材などの柔らかい床材は、モルモットの足に優しい環境を提供できます。

ただし牧草は湿気がたまりやすく、汚れた牧草をモルモットが食べてしまう可能性もあるため、こまめな掃除が必要な点には注意が必要です。

個人的には、モルモットの床材には吸水性の高いタオルやバスマットをおすすめしますが、これも完璧ではなく、毎日の洗濯が必要になります。

また、吸水性の高いマイクロファイバーバスマットは価格が高いため、充分な数を揃えて劣化に伴って交換していくのは大変かもしれません。

最後は、それぞれのライフスタイルやモルモットの体質や性格に合わせて床材を選択することになるでしょう。

モルモットの健康を守るためにも、ぜひ家庭環境に合わせて、最適な床材を見つけて提供してください。

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