ポリポリと音を立てて野菜を食べるうさぎの姿。見ているだけで癒やされるという、うさぎの飼い主さんは多いと思います。
でも、スーパーで野菜や果物を購入する前に、「この野菜、本当にうさぎが食べても大丈夫かな?」と不安になったことはありませんか?
筆者も新しい野菜や果物を購入する前には、スマホを手に取り、安全性を確認しています。
実は、繊細なうさぎにとって、食事選びは寿命やお腹の調子を左右するほど重要なもの。 良かれと思ってあげたものが、逆に体調を崩す原因になってしまうこともあるのです。
この記事では、うさぎが安心して食べられる野菜・果物リストと、命に関わるNG食品を徹底解説!
愛兎の「おいしい!」と「長生き」の両方を叶えるための、日々の食事の参考にしてみてください。
本記事の内容は、しっかりと調査した上で記述していますが、個体差や健康状態によっては、うさぎの体質に合わない場合もあります。各食品は、自己責任のもと必ずごく少量から試し、食べた後の便の状態や体調に変化がないかよく観察してから与えてください。また、異常が生じた際は獣医師にご相談ください。
うさぎは野菜や果物を食べても良い?
結論から言うと、うさぎは野菜や果物を食べることができます。
美味しそうに野菜を食べる姿はとても可愛いですが、すべての野菜が適しているわけではありません。安心してうさぎに食べ物を与える際には、「ある程度の守るべきルール」があります。
実は、うさぎはモルモットと違い、体内でビタミンCを作ることができる動物です。そのため、生きるために野菜や果物からビタミンCを摂取することが必須ではありません。
うさぎにとって野菜や果物を食べることは、あくまでも「お楽しみ(おやつ)」や「水分補給」としての役割が主になります。
うさぎの健康を守る食事の絶対的ルールは、「主食の牧草(チモシー)をたっぷり食べること」です。
甘い果物や美味しい野菜でお腹がいっぱいになり、牧草を食べる量が減ってしまうと、お腹の動きが止まる「うっ滞」や、歯が削れずに伸び続ける「不正咬合」といった病気の原因になってしまいます。
野菜や果物は、「牧草をしっかり食べているご褒美」として、飼い主さんとのコミュニケーションの一環として少量を楽しむ程度に留めましょう。
野菜・果物はいつから?デビューの目安

野菜や果物をうさぎに与えるときは、与えはじめる時期や量だけでなく、与え方にも注意が必要となります。
うさぎの腸内環境はとてもデリケートで、特に子うさぎの時期は、少しの食べ物の変化で深刻な下痢を起こすことがあります。
焦らず、以下のステップで徐々に慣らしていきましょう。
STEP 1:生後3ヶ月頃まで(ガマンの時期)
この時期は体を作る大切な時期です。栄養価の高いアルファルファ牧草とペレットでしっかりと体格を作ります。
腸内細菌がまだ安定していないため、生野菜や果物はまだ与えない方が良いでしょう。
また、子どもの頃は、水分の摂取量も把握し切れていないうさぎも多く、野菜や果物を食べた後に、いつも通りに水分を摂取して下痢になることもあるので飼い主さんの方で意識してあげてください。
STEP 2:生後3〜4ヶ月(野菜デビュー!)
体がしっかりしてきたら、いよいよ野菜デビューです。
最初は「1日1種類、爪の先くらいのサイズ」から始めると良いでしょう。
野菜や果物を与えた後は、必ずうんちの状態を確認してください。うんちが緩くなっていなければ少しずつ量を増やしたり、別の野菜を試したりします。
もし、うんちが緩くなるようなら、野菜や果物は一旦控えるか量を減らすようにして下さい。
STEP 3:生後7ヶ月〜1歳(大人の食生活へ)
完全に大人の体つきになったら、体重に合わせた適量(牧草・ペレットの1/10程度)を与えていきましょう。
いろいろな野菜の味を覚えることで、将来食欲が落ちた時の「食べられる選択肢」を増やすことができます。
注意点としては、大人になっても野菜や果物の食べ過ぎで下痢になることがあるので、毎日のうんちやおしっこの確認は継続してください。
また、食べものに対してのアレルギーが起きる可能性もあるので、新しい食べ物を摂取した後は、注意深くうさぎの様子を観察して異常があれば早急に病院を受診しましょう。
絆が深まる!おすすめの与え方
野菜や果物は、単なるエサやりではなく「コミュニケーションの時間」として活用するのが一番のおすすめです。
- 手から直接あげる ケージの中に置くのではなく、飼い主さんの手から直接食べてもらうことで、「人の手=美味しいものをくれる優しい手」と覚えてもらえます。
- ご褒美としてあげる ブラッシングや爪切りの後、または部屋んぽからケージに戻った時に「頑張ったね」「いい子だね」と声をかけながら与えると、しつけや信頼関係の構築に役立ちます。
与える前の「3つの約束」
- 常温に戻す:冷蔵庫から出したばかりの冷たい野菜は、お腹を冷やして下痢の原因になります。
- 水気を拭き取る:洗った後の水滴はしっかりキッチンペーパーで拭き取りましょう。水分過多は軟便のもとです。
- ウンチをチェック:食べた後にウンチが小さくなったり、形がいびつになったりした場合は、その野菜が合っていない可能性があります。すぐに中止して様子を見ましょう。
野菜や果物を与えて良い量は?

野菜の量は、1日の食事全体の10%以下(ペレットと同量かそれ以下)を目安にしましょう。
いきなり大量に与えると下痢をするため、最初は1日5g程度(手でひとつまみ)から始め、お腹の調子を見ながら徐々に増やします。
うさぎが喜んで食べる場合は、3~5種類の野菜を組み合わせると栄養バランスが良くなりますが、その75%以上は「葉物野菜(小松菜やチンゲン菜など)」を選んでください。
にんじんなどの「根菜類」は糖分が多いため、野菜であっても量は控えめにしましょう。
果物は「ごく少量」が鉄則 果物は糖分が非常に高く、腸内環境を崩す原因になりやすいため、野菜以上に量を控える必要があります。
適量の目安は、体重1kgあたり小さじ1杯(約5g)程度です。
これ以上与えると、肥満や「うっ滞(胃腸の動きが止まる病気)」のリスクが高まります。「もっと食べたい」とねだられても、心を鬼にして適量を守りましょう。
野菜・果物ともに、与える前には必ず鮮度を確認し、よく洗って農薬や汚れを落とします。
食べやすいサイズにカットして与え、食べた後のうんちの状態を必ず観察してください。
もし、うんちが小さくなったり、緩くなったりした場合は、体質に合っていない可能性があるため、与えるのを中止しましょう。
野菜や果物を与えるときのポイント
野菜や果物をたくさん与え過ぎると、思わぬ病気の原因になる場合もあります。
ここで、解説するポイントを実践すると、糖分・でんぷんの摂りすぎや腸への負担を抑えながら、食材の偏りも防ぎやすくなります。
1. 下準備:洗う・拭く・取り除く
野菜や果物は、農薬や汚れを落とすためによく水洗いをし、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取ります(濡れたまま与えると下痢の原因になります)。
果物の種やヘタには中毒成分が含まれることがあるため、必ずきれいに取り除いてください。
にんじんや大根の皮には栄養がありますが、農薬やワックスが気になる場合や、皮が硬すぎる場合はむいてあげましょう。
形は、スティック状や薄切りなど、うさぎが前足で持って食べやすいサイズにカットすると、うさぎが喜んでくれるかもしれません。
2. 同じものを毎日与え続けない(ローテーション)
野菜の種類は固定せず、日替わりや数日おきに変更し、「いろいろな種類を少しずつ」与えるのが理想です。
特定の野菜(特にほうれん草や小松菜など)を長期間、毎日大量に与え続けると、シュウ酸やカルシウムなどが体内に蓄積し、尿路結石や甲状腺トラブルなどの原因になる可能性があります。
これらを避けるためにも、「旬の野菜をローテーションする」意識を持つと安心です。
3. あくまで主食は「牧草」
野菜や果物はあくまで「副食(おかず・おやつ)」です。
野菜でお腹がいっぱいになり、主食である牧草やペレットを残してしまうようでは本末転倒です。
牧草の食いつきが悪くなった場合は、野菜の量を減らすか、一時的に中止してください。
4. 無理に食べさせなくても大丈夫
もし、うさぎが野菜や果物に興味を示さなかったり、残したりしても心配はいりません。
うさぎに必要な栄養は、牧草とペレットで十分まかなえます。「食べなければいけないもの」ではないので、愛兎の好みに任せましょう。
また、大人のうさぎであっても、初めての野菜を与える際は「少量から」を徹底し、急にお腹をびっくりさせないように注意してください。
野菜は葉物中心でローテーションし、同じものの連続を避けると安心です。
根菜・果物は、「嗜好品枠」と考え、便がゆるい・食欲が落ちるなど体調が不安定な日は与えないようにしましょう。
野菜
迷ったら葉物中心で、チンゲン菜・サラダ菜・小松菜・三つ葉あたりから少量スタートしましょう。
根菜や糖質が多い野菜は、毎日ではなく「たまに枠」にすると安心です。
| 野菜名 | おすすめ度 | 頻度・目安 | うさぎへの与え方・注意点 |
|---|---|---|---|
| ▼ 推奨(毎日〜週3回OK) | |||
| チンゲン菜 | ◎ | 週3〜4回 | バランスが良い定番野菜。 |
| 三つ葉 | ◎ | 週2〜3回 | 食欲をそそる香り。根は切り落とす。 |
| サラダ菜 | ◎ | 週2〜3回 | 柔らかく食べやすい。水分補給にも適している。 |
| 大葉(シソ) | ◎ | 週2〜3回 | 防腐・殺菌作用あり。好む子が多い。 |
| セロリ | ◯ | 週1〜2回 | 筋は詰まりやすいため取り除く。葉も与えてOK。 |
| 春菊 | ◯ | 週1〜2回 | 茹でずに生のままで。独特の香りが人気。 |
| パプリカ | ◯ | 週1〜2回 | ビタミン豊富。ヘタと種は必ず取る。 |
| ピーマン | ◯ | 週1〜2回 | うさぎも食べられるが、種とヘタは取る。 |
| 水菜 | ◯ | 週1〜2回 | Caを含むため毎日は避ける。冬の水分補給に。 |
| 白菜 | ◯ | 週1回 | ほとんど水分。冬の水分補給に。芯も食べてOK。 |
| 大根の葉 | ◯ | 週1回 | 栄養豊富だがCaも多い。乾燥させると保存食になる。 |
| カブの葉 | ◯ | 週1回 | 大根の葉と同様、Caに注意してローテーションの1つに。 |
| カリフラワー | ◯ | 週1回 | 加熱せず生のままで。ビタミンCを含む。 |
| ▼ ハーブ・野草(少量・香り付け) | |||
| たんぽぽ | ◯ | 週1回 | 葉も花もOK。除草剤のない場所のものに限る。 |
| ナズナ | ◯ | 適量 | ぺんぺん草。排ガス等のない綺麗なものを。 |
| セリ | ◯ | 週1回 | 香りが強い。三つ葉同様、根は切る。 |
| フェンネル | ◯ | 適量 | 消化促進効果が期待される。葉の部分を与える。 |
| パクチー | ◯ | 週1回 | 別名コリアンダー。香りが強いので好みは分かれる。 |
| ▼ 注意が必要(Ca・糖質・水分過多) | |||
| 小松菜 | △ | 週1回 | カルシウムが多い。尿が白く濁る場合は控える。 |
| パセリ | △ | 少量 | Ca・栄養価が高い。毎日与えると結石リスク増。 |
| 菜の花 | △ | 季節限定 | Caが多い。花が咲く前の蕾や葉が良い。 |
| 空芯菜 | △ | 少量 | Ca含有量が非常に多いため、結石注意。 |
| にんじん | △ | おやつ | 糖分が高い。根は太りやすい。葉は毎日でもOK。 |
| かぼちゃ | △ | おやつ | 糖質・デンプンが多い。種とワタは取り除く。 |
| さつまいも | △ | おやつ | デンプン質が多く、腸内で発酵しやすいため極少量に。 |
| ブロッコリー | △ | 少量 | 栄養豊富だが、お腹にガスが溜まりやすいといわれる。 |
| キャベツ | △ | 少量 | 水分が多く、食べ過ぎると下痢やガス溜まりの原因に。 |
| レタス | △ | 夏場など | 95%が水分。栄養は少ない。鎮静作用成分を含む。 |
| トマト | △ | 週1回 | 赤い実のみOK。葉・茎・ヘタは中毒成分あり絶対NG。 |
| きゅうり | △ | 夏場など | ほぼ水分。栄養価は低いが夏の水分補給にはなる。 |
| カブ(根) | △ | おやつ | 水分と糖分が多い。葉は◯だが根は控えめに。 |
| 大根(根) | △ | 少量 | 水分過多。辛い部分は胃腸を刺激するため避ける。 |
| 冬瓜 | △ | 少量 | ほとんど水分。種とワタは取り除く。 |
| もやし | △ | 少量 | 水分補給にはなるが栄養は少ない。傷みやすい。 |
| 豆苗 | △ | 週1回 | 豆と根は絶対NG(葉と茎のみ)。スプラウト系は賛否あり。 |
| ラディッシュ | △ | 少量 | 葉はCa豊富。根(赤い部分)は辛味がある場合はNG。 |
| とうもろこし | △ | 皮とひげ | 実は糖質過多でNG。外側の緑の皮とひげはおやつになる。 |
| アスパラガス | △ | 控える | 中毒説と安全説があり賛否両論。あえて与える必要なし。 |
| ▼ 絶対NG・危険(中毒・病気リスク) | |||
| 玉ねぎ・ネギ類 | × | 絶対NG | 長ネギ、ニラ、ニンニク含む。溶血性貧血を起こす猛毒。 |
| じゃがいも | × | 絶対NG | 芽や皮のソラニンが有毒。加熱しても与えない。 |
| アボカド | × | 絶対NG | 「ペルシン」という成分が小動物には猛毒。 |
| 生の豆類 | × | 絶対NG | 大豆やインゲン等。毒性があり、お腹にガスも溜まる。 |
| ほうれん草 | × | 与えない | シュウ酸が非常に多く、うさぎの結石の主因になる。 |
| なすび | × | 与えない | ソラニン(毒素)のリスクやアクが強いため不向き。 |
| カイワレ大根 | × | 与えない | 辛味成分が強く胃腸を刺激する。 |
| ビーツ | × | 控える | シュウ酸と糖分を含むため、うさぎには不向き。 |
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※初めて与える食品は、必ずごく少量から試して体調変化を確認してください。
※迷ったら与えないことを徹底してください。
小松菜、水菜、大葉、大根の葉、かぶの葉、にんじんの葉などはカルシウムを多く含んでいます。カルシウムの摂取が過剰になると尿結石の心配もあるので、これらの野菜に偏らないように注意してください。
果物
果物はおやつ枠なので、基本はごほうびとして少量が前提です。
迷ったらりんご・いちご・バナナ少量などから与え、毎日は避けるのが安全です。
| 果物名 | おすすめ度 | 目的・特徴 | 注意点・備考 |
|---|---|---|---|
| ▼ 換毛期ケア(酵素を含む) | |||
| パイナップル | ◎ | 毛球ケア | タンパク質分解酵素が毛玉対策に良い。芯は除く。 |
| パパイヤ | ◎ | 消化補助 | 消化酵素を含む。生だけでなく乾燥パパイヤも人気。 |
| キウイ | ◯ | ビタミンC | アクが強い場合があるため完熟したものを少量。 |
| ▼ 定番のおやつ(糖分に注意) | |||
| りんご | ◯ | ご褒美 | 皮ごとOK(よく洗う)。種には毒があるため必ず取る。 |
| いちご | ◯ | ご褒美 | ビタミン豊富。ヘタの緑の部分も食べられる。 |
| ブルーベリー | ◯ | 目の健康 | 抗酸化作用あり。皮ごと1〜2粒程度。 |
| バナナ | △ | 栄養補給 | 糖質・カロリーが非常に高い。食欲不振時に役立つ。 |
| メロン | △ | おやつ | 糖分多い。皮に近い白い部分は甘さ控えめで好物な子も。 |
| スイカ | △ | 水分補給 | ほとんど水分。種は取り除く。皮の白い部分は食べられる。 |
| 梨(なし) | △ | 少量 | ほとんど水分。夏バテ時の水分補給には使える。 |
| みかん(柑橘) | △ | ビタミン | 薄皮を剥いて実だけを与える。酸味による口内荒れ注意。 |
| ▼ 頻度を下げる・注意が必要 | |||
| 桃(もも) | △ | ごく少量 | 糖分が非常に高い。皮はむく。種周りは与えない。 |
| ぶどう | △ | 控える | 皮と種は除く。犬での中毒報告があり、うさぎも賛否両論。 |
| さくらんぼ | △ | 稀に | 種に毒(アミグダリン)があるため絶対除去。 |
| マンゴー | △ | ごく少量 | 糖分が非常に高い。ウルシ科アレルギーに注意。 |
| ▼ 絶対NG・危険 | |||
| アボカド | × | 絶対NG | 成分(ペルシン)が小動物には猛毒。命に関わる。 |
| 果物の種 | × | 絶対NG | リンゴ・桃・サクランボ等の種は中毒成分を含む。 |
| 銀杏(ぎんなん) | × | 絶対NG | 中毒成分を含むため与えてはいけない。 |
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※初めて与える食品は、必ずごく少量から試して体調変化を確認してください。
※迷ったら与えないことを徹底してください。
柑橘類は、消化不良や下痢の原因になりやすく賛否両論!ぶどうは、うっ滞や腎不全のリスクがあるので賛否両論です。絶対に必要なわけではないので、無理に食べさせる必要はないかもしれません。
野草・ハーブ類
野草・ハーブは香りや栄養のプラス要素になりますが、まずは安全性が確認されている種類を少量から試していきます。
採取する場合は農薬・排気ガス・犬猫の散歩コースを避け、不安なら市販品を選ぶのが無難です。
| 野草・ハーブ名 | おすすめ度 | 特徴・効能 | 注意点・採取のルール |
|---|---|---|---|
| ▼ 食べられる野草(洗浄・乾燥推奨) | |||
| オオバコ | ◎ | 整腸作用 | 繊維質が豊富でうさぎの好物。乾燥させても良い。 |
| クズの葉 | ◎ | 滋養・嗜好性 | 食いつきが非常に良い。裏面が白い葉が特徴。 |
| タンポポ | ◯ | 利尿作用 | 葉も花も食べられる。茎の白い汁は苦味がある。 |
| ハコベ | ◯ | 栄養豊富 | 春の七草のひとつ。柔らかく食べやすい。 |
| ナズナ | ◯ | 解熱・利尿 | ぺんぺん草。排ガスや農薬のない場所のものを選ぶ。 |
| クローバー | △ | シロツメクサ | マメ科のため、大量に食べるとガスが溜まりやすい。 |
| レンゲ | △ | マメ科 | クローバー同様、マメ科なので与えすぎに注意。 |
| ヨモギ | △ | 薬効あり | 香りが強い。トリカブト(猛毒)の葉と似ているので誤食注意。 |
| ▼ ハーブ類(香り付け・少量) | |||
| 大葉(シソ) | ◎ | 殺菌・防腐 | 夏バテ時などの食欲増進に役立つ。 |
| バジル | ◯ | 消化促進 | βカロテンが多い。香りを好む子が多い。 |
| ミント | ◯ | 清涼感 | 胃腸の働きを助ける。ペパーミントやスペアミントなど。 |
| レモンバーム | ◯ | リラックス | 鎮静作用があると言われる。 |
| パクチー | ◯ | デトックス | コリアンダー。カルシウムがやや多いため適量で。 |
| ローズマリー | △ | 抗酸化 | 刺激が強いため、好みは分かれる。少量から。 |
| ▼ 絶対NG・危険な植物(中毒死の危険あり) | |||
| ユリ科全般 | × | 猛毒 | 玉ねぎ、ニラ、チューリップ、スズラン、ヒヤシンスなど。 |
| ヒガンバナ | × | 猛毒 | 球根だけでなく茎や花も危険。 |
| スイセン | × | 猛毒 | ニラと間違えて誤食する事故が多い。絶対NG。 |
| アジサイ | × | 中毒 | 梅雨時期の散歩や部屋に飾る際は注意。 |
| ワラビ・ゼンマイ | × | 中毒 | アクが強く、中毒症状を起こす可能性がある。 |
| アサガオ | × | 中毒 | 種に強い毒性がある。 |
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※初めて与える食品は、必ずごく少量から試して体調変化を確認してください。
※迷ったら与えないことを徹底してください。
うさぎに与えてはいけない食品

ここでは、うさぎに与えてはいけない食品について詳しく説明します。
うさぎは非常に敏感な消化器系を持っているため、食事には特に注意が必要です。間違った食品を与えると、健康問題を引き起こす可能性があります。
有毒な野菜と果物
うさぎにとって危険な野菜や果物がいくつか存在します。
例えば、アボカドはペルシンという毒素を含んでおり、うさぎに与えると呼吸困難や心臓疾患を引き起こす可能性があります。
じゃがいもやトマトの芽、緑色の部分も同様にソラニンという毒素を含むため、絶対に与えてはいけません。
また、果物の種には、うさぎにとって有毒なシアン化合物が含まれていることがあるので、果物を与える際は基本的に種を取り除きましょう。
人間用に加工された食品
人間の食品、特に加工された食品や乳製品、高糖質の食品は、うさぎにとって非常に危険です。
チョコレート、アイスクリーム、パンなどは、うさぎの消化器系に負担をかけ、深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
また、うさぎは乳糖を分解する能力がないため、乳製品を消化することができません。
飼い主さんがパンやお菓子を食べていると、うさぎが興味津々で近づいてくることがありますが、間違っても食べさせないようにしてください。
万が一、これらの食品をうさぎが食べてしまった場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
有毒植物
室内や庭には、うさぎにとって有害な植物が存在することがあります。
例えば、アジサイやラベンダー、アマリリス、ガジュマルなどは人気の観賞用植物なので、室内や庭に置いているご家庭も多いでしょう。
しかし、これらをうさぎが摂取すると中毒を引き起こす可能性があります。
部屋んぽの際や庭に自由に出入りさせる場合は、これらの植物がないことを事前に確認し、うさぎが触れないようにすることが重要です。
うさぎの健康を守るために安全でない食品や植物を避けることは、飼い主さんの責任と言えます。安全な食事管理は、愛するうさぎの健康と幸せを保つための第一歩です。
この表の食べ物はシンプルに迷ったら与えないが正解です。
ネギ類・アボカド・チョコ・カフェイン・人間用加工食品は避け、心配な食材は獣医に確認しましょう。
| 食品名 | 危険度 | 与えてはいけない理由・症状 |
|---|---|---|
| ▼ 中毒を起こす野菜・果物 | ||
| ネギ類全般 | 猛毒 | 玉ねぎ、長ネギ、ニラ、ニンニク、らっきょう等。 赤血球を破壊し「溶血性貧血」を起こす。加熱してもNG。 |
| アボカド | 猛毒 | 「ペルシン」という成分が小動物には猛毒。 呼吸困難や痙攣を起こし、死に至る危険性が高い。 |
| じゃがいも | 有毒 | 芽や緑色の皮に含まれる「ソラニン」が中毒を起こす。 加熱しても成分は残るため与えない。 |
| 生の豆類 | 危険 | 大豆やインゲンなど。毒性成分(レクチンなど)を含むほか、 腸内で異常発酵しガスが溜まる原因になる。 |
| 果物の種 | 有毒 | リンゴ、桃、さくらんぼ、ビワなどの種。 シアン化合物を生成する成分が含まれている。 |
| 銀杏(ギンナン) | 猛毒 | ビタミンB6の欠乏を招き、痙攣などの中毒症状を起こす。 |
| ▼ 腸閉塞・うっ滞の原因(炭水化物・加工品) | ||
| パン・お米・麺類 | 絶対NG | 炭水化物は腸内で異常発酵を起こし、ガスでお腹がパンパンになる 「うっ滞」や「腸性毒血症」を引き起こす。命に関わる。 |
| 人間用のお菓子 | 絶対NG | クッキー、スナック菓子など。糖分と油分が多すぎる。 中毒や深刻な消化不良の原因になる。 |
| チョコレート | 猛毒 | 「テオブロミン」が中毒を起こす。 心不全や痙攣を引き起こし、少量でも死に至る。 |
| 乳製品 | NG | 牛乳、チーズ、ヨーグルト。 うさぎは乳糖を分解できないため、酷い下痢を起こす。 |
| ▼ その他 | ||
| コーヒー・紅茶 | 猛毒 | カフェイン中毒を起こす。興奮、頻脈、痙攣など。 飲み残しのカップを舐めさせないよう注意。 |
| アルコール | 猛毒 | 絶対に分解できない。ごく少量でも急性中毒死の危険がある。 |
| ナッツ類 | NG | 脂肪分が高すぎて消化不良や肥満の原因になる。 喉に詰まらせる事故も多い。 |
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※迷ったら与えないことを徹底してください。
基本的に人間用に加工されている食品はうさぎに対して、ほぼNGです。室内飼育の場合は、観葉植物を食べないように注意が必要です。
市販のおやつの注意点!
うさぎ用のおやつにはビスケットタイプやフリーズドライの野菜が多く見られますが、これらの商品選びには注意が必要です。
特にビスケットタイプのおやつの場合、主成分を確認することが重要です。
小麦や糖類が多く含まれている場合、うさぎに与えるのは避けた方がよいでしょう。
うさぎの消化器官は穀物を消化しにくく、小麦粉が含まれる食品を摂取すると、腸の活動が低下しガスが溜まるリスクがあります。
さらに、小麦粉は消化器官内で膨張し、腸閉塞を引き起こす可能性があります。これに加えて、高カロリーな食品は肥満のリスクも高めます。
一方で、フリーズドライの野菜についても注意が必要です。添加されている糖類の有無を確認しましょう。
糖類はうさぎの消化器官で適切に消化されず、消化不良やガスの蓄積を引き起こす可能性があります。
さらに、虫歯や糖尿病、肥満へとつながるリスクがあるため、過剰な摂取は避けるべきです。適切なうさぎ用おやつを選ぶ際には、これらの点に注意してください。
新しい食品のうさぎへの導入方法
繰り返しになりますが、うさぎは敏感な消化器系を持っているため、新しい食品を導入する際には慎重に行う必要があります。
ここでは、新しい食品をうさぎの食事に取り入れる際の手順と注意点について説明します。
ステップ1: 小量から始める
新しい食品を導入する際は、まず少量から始めてください。
最初はその食品の1/4量〜1/2量を与え、うさぎの体がそれに慣れるかを観察します。
新しい野菜や果物を導入する場合は、特に注意が必要です。
ステップ2: 徐々に量を増やす
最初の数日間は少量を維持し、うさぎがその食品をうまく消化していることを確認してから、徐々に通常の量まで増量します。
この過程は通常、1週間から10日ほどかかることがあります。
ステップ3: 監視と評価
新しい食品を導入する間、うさぎの反応を注意深く監視することが重要です。
特に便の状態や活動レベル、食欲などの変化に注意し、何か異常が見られた場合はすぐに導入を中止し、獣医師に相談してください。
導入時の注意点
- アレルギーの確認: 新しい食品がうさぎにアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、導入初日から様子を見ることが大切です。
- 食品の新鮮さ: 新鮮で質の高い食品を選ぶことが重要です。古いものや品質の低い食品は消化不良や健康問題の原因になります。
- 多様性を持たせる: うさぎの食事に多様性を持たせることで、栄養バランスを改善し、食べる楽しみも提供します。
新しい食品を提供した後は、『便の状態』や『活動性の変化』『食欲の状態』をしっかりと見守り・確認しましょう。
まとめ
本記事では、うさぎが食べても良い野菜・果物と、絶対に食べてはいけない食品についてご紹介しました。
うさぎはとても繊細な消化器系を持っており、食べ物の質によって健康状態や寿命が大きく左右されます。
基本的には「牧草」を主食とし、不足する栄養をペレットで補うのが理想的な食事スタイルですが、おやつとして野菜や果物を適量与えることは、うさぎの楽しみやストレス解消にもつながります。
ただし、すべての野菜や果物がうさぎに適しているわけではありません。 中には中毒を起こす有害な食品も存在するため、新しい食べ物を与える前には、必ず安全性を調べる癖をつけておきましょう。
本記事のポイントを踏まえ、適切な食事管理を行うことで、愛するうさぎの健康と幸福を守ることができます。
正しい知識を持って、うさぎとの健やかで楽しい毎日を過ごしてくださいね。