結論、モルモットは臭い!?ハムスターとの比較と劇的に変わる匂い対策

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モルモットをこれからお迎えしようと考えている方の中には、「モルモットって気になるくらい臭うの?」という疑問を持っている人もいるのではないでしょうか?

インターネットで調べてみると、「ニオイはない」や「強烈なニオイがする」といった意見が投稿されていて、どちらが正しいのか分からなくなりますよね。

じゃあ、実際にペットショップで確認しようと思っても、ショップでは他の動物のニオイが周囲に漂っているので、モルモットだけのニオイをはっきりと判別することはできません。

この記事では、「モルモットは臭いのか?」という多くの人が抱える不安について、これまで多くのモルモットを飼育し、現在もしゅんた(オス)やこはる(メス)たちと暮らしている筆者が、自身の体験を交えながら忖度なしで解説していきます。

これからモルモットをお迎えしようと考えている人は、ぜひ最後まで読み進めて、参考にしてみてください。

この記事で分かること

  • モルモットはニオイがきついのか?(ハムスターとの比較)
  • ニオイの本当の原因と、オス・メスの違い
  • 劇的にニオイを抑える3つの対策と掃除術

結論:モルモットは臭い!ハムスターの匂いとの実体験比較

これは非常にデリケートな話題で、場合によっては他のモル飼いさんに怒られてしまうかもしれません…。

結論から言ってしまうと、「モルモットは臭いです!」

私は元々ハムスターを飼育していました。その頃はワンルームで生活していたので、ハムスターのケージは当然、私の居室に置いていました。

ハムスターとの同居は2~4年程度でしたが、ケージからのニオイはまったく気になりませんでした。

しかし、はじめてモルモットをお迎えした時、ショップの箱からモルモットが出てきた瞬間、部屋中に何とも言えないニオイが漂い始めたのです。

その時、私は「クサっ!あれ?こんなにニオイがあったっけ?」と感じ、その後モルモットと暮らすことに不安を感じるほどでした。

インターネットや書籍では、モルモットは比較的ニオイが少ない動物だと言われています。

しかし、私の意見としては、確実にハムスターよりは臭いです。分かりやすく比較してみましょう。

比較項目 ハムスター モルモット
体臭 ほぼ無臭 ほぼ無臭
排泄物の量 少ない 非常に多い
ニオイの強さ ケージに近づくと
匂う程度
部屋全体に広がるレベル
オス特有の匂い あまり気にならない 臭腺からの独特な匂いあり

ただ、私の場合は1週間もするとニオイに慣れてしまい、それからはモルモットのニオイにハマって、今では「モル吸い」を堪能するまでになりました。

とはいえ、嗅覚が敏感でニオイが気になる方は、お迎えを控えるか、モルモットの飼育部屋と人間の居室を分けるなどの工夫が必要になるでしょう。

なぜ臭い?匂いの原因は「体臭」ではなく「排泄物」

ここからは、モルモットのニオイの原因を解説していきます。

先ほどから「くさいくさい」と言ってきましたが、実はモルモット自体の体臭は非常に薄く、ほとんど無臭に近い状態なのです。

モルモットは野生下では捕食者から身を守る必要があります。そのため、ニオイが目立ちにくくなるように進化してきたのです。

では、私がくさいと感じたニオイは何なのでしょうか?

私たちが「モルモットのニオイ」として感じ取るものの多くは、モルモット本体ではなく、「ケージ環境内で発生する排泄物由来のニオイ」と「オス特有の臭腺からの分泌物」なのです。

オスとメスでニオイは違う?オスの「臭腺」の真実

オスのモルモットは「臭腺からの分泌物」があり、特有のニオイを発することになります。

私がはじめてモルモットをお迎えした時に、箱を開けた瞬間部屋に漂ってきたのは、この分泌物のニオイだったのです。

では、ニオイが気になるならメスを選んだ方がいいのでしょうか?

我が家のしゅんた(オス)と小梅(メス)を比べると、確かにメスの方が特有の獣臭や臭腺のニオイは少ないです。

また、オスは発情期に入ると、臭腺からのニオイが強くなる傾向があります。可能であれば、ショップでオスとメスのニオイを確認してみてどうしてもオスのニオイが気になるようならメスをお迎えするのもありかもしれません。

ただ、注意をしたい点は、ニオイの一番の原因は排泄物である点です。

一番の原因は大量のおしっこ(アンモニア臭)とうんち

モルモットのニオイの原因で最も大きなものは、「うんちとおしっこ、つまり排泄物の量」だとされています。

具体的には、尿が主な原因であり、特にケージ内の湿度が高いと、尿中の成分が分解されることで強烈なアンモニア臭が発生します。

次いで、糞そのものの発酵臭や、体に付着した軟便のニオイも原因となります。

また、長期間掃除が行き届かないことで起こる雑菌の繁殖もニオイを悪化させる原因となるので注意が必要です。

排泄物の量に関してはオスもメスも関係なくかなり多いので、基本的な掃除の手間やアンモニア臭への対策は、どちらをお迎えしても必須になると考えておいてください。

モルモットの匂いを抑える!ストレスフリーな3つの対策

ニオイ対策は、モルモットが快適に過ごせる期間、いわば「健康寿命」を底上げする大切な要素にもつながります。

ここでは、モルモットの負担にならず、飼い主も楽になる具体的なケア方法を3つご紹介します。

対策1:吸水性の高い床材(敷材)選びが一番の鍵

ニオイ対策は、排泄物をいかに素早く吸収・乾燥させるかにかかっています。そのため、床材は吸水性・消臭力に優れたものを選ぶと良いでしょう。

筆者は、はじめはペットシーツの上に100均のタオルを敷いていましたが、想像以上に尿量が多く、タオルとペットシーツでは吸収が追いつかず、部屋の中にニオイがこもってしまった経験があります。

また、モルモットがタオルをはがして、下に敷いているペットシーツをかじったり食べたりするトラブルも発生してしまいました。

こうした経験から、今でもモルモットに最適な床材を探し続けていますが、現時点では、吸収力が高いマイクロファイバーバスマットをモルモットの行動範囲に敷き詰めています。

バスマットはモルのおしっこをしっかり吸収してくれますし、乾くのも速いので、ニオイの抑制に最適だと感じています。

▼おすすめの床材の記事はこちら

対策2:徹底しすぎない!毎日のピンポイント掃除と週1回のケージ丸洗い

「ニオイがあるから」とケージ全体を毎日徹底的に掃除してしまうと、モルモットが落ち着かず、かえってストレスを与えてしまう可能性があります。

大切なのは、「ニオイの原因となる場所だけをこまめに掃除する」というアプローチです。私が行っている掃除ルーティンは以下の通りです。

おすすめ掃除ルーティン

  • 【毎日やること】おしっこで濡れたバスマットの交換、汚れた牧草の除去、給水ボトルやエサ入れ周辺の拭き取り。
  • 【1〜2週間に1回やること】ケージ全体の丸洗い。
    ※ただし、モルモットが安心して過ごせるように、寝床など彼らのニオイが残るスペースは完全に消臭しきらないのがポイントです。

対策3:部屋に染み付くニオイへの空間対策

ここまでは、モルモットをケージ内で飼育している場合の解説でしたが、部屋全体へのニオイ移りも気になるのではないでしょうか。

私は、室内を半分に分けて、人間の生活スペースとモルモットのスペースを確保する「放し飼い状態」で暮らしています。

そのため、毎日バスマットを交換して洗濯し、最低限にニオイを抑えています。

それでも、動物とあまり関わりのない人が来客すると、「少し動物のニオイがするね」と言われることがあるので、掃除だけでは空間のニオイを完全に消すことは難しいのが現実です。

もしワンルームやリビングでの飼育を考えているなら、「空気清浄機の常時稼働」と「朝晩のこまめな換気」を取り入れてみてください。

これだけでも、部屋に染み付くペット臭をかなり軽減させることができます。

体のニオイが急にキツくなったら病気のサインかも

ここでは、モルモットの健康にかかわるうえで注意してほしいポイントを解説します。

モルモット自体のニオイはほとんどないと言われていますが、体の特定の部位が強くニオイを発する、排泄物のニオイが急に変化したといった場合は、病気のサインの可能性があります。

特にオスのモルモットは、お尻の上のあたり(腰の付近)にある臭腺から分泌物が出るため、そこに汚れがたまってニオイの原因になることがあります。

この汚れのニオイはかなり強烈で、苦手な人は気分が悪くなることもあるようです。対策として、部分的に温かいお湯で優しく拭き取るなどのケアが有効です。

ただ、モルモット自体は水が苦手なので、シャンプーをし過ぎると皮膚の常在菌バランスを乱し、皮膚の病気になる可能性がありますし、強いストレスにもなるため、避けた方が良いでしょう。

また、体調不良が原因でニオイが強くなった場合、例えば下痢による付着や、尿路疾患による尿の異常なニオイなどが考えられます。

このような変化が見られた場合は、一時的な対処だけで済ませず、必ずかかりつけの獣医師に相談し、原因を特定したうえで治療を進めてください。

要注意!市販の「消臭スプレー」や強い香りの消臭剤はNG

ここまで、モルモットのニオイの原因と対策を解説してきました。モルモットのニオイが気になる場合、みなさんはどのような対処をしますか?

まず考えられるのは、「消臭スプレーを部屋中にまき散らしてニオイをごまかす」か、「強い香りのある消臭剤を設置する」といった対策でしょうか。

しかし、モルモットは鼻が非常によく利く動物で、私たちには「いい香り」に感じる消臭スプレーや、強い香料のついた敷材は、モルモットにとっては刺激物であり、大きなストレスや呼吸器系の不調の原因になる可能性があります。

ニオイ対策の最適解は、香料でごまかすことではなく、ニオイの元となる排泄物を物理的に除去し、換気で環境を整えることです。

ニオイ対策を考えるときは、「自分にとっての快適さ」だけでなく、「モルモットが安心して過ごせるか」という視点を忘れないようにすることが重要なのです。

ちなみに、我が家のモルモットたちは、柔軟剤のフローラルの香りが大好きで、洗濯後のバスマットを畳んでいると、走ってきてバスマットにダイブしてしまうこともあります。

最終的には、飼い主さんとモルちゃん、双方の感性が大切です。飼い主さんとモルモットの様子を探りながら床材を工夫したり、香りのない消臭剤を設置するなど、環境の調整をしてみてください。

私は、モル吸いするほどモルのニオイにハマっているので、消臭については、床材の改善と毎日の掃除、換気程度しかしていません。

モルモットのニオイに関するよくある質問(Q&A)

ニオイが気になる場合、モルモットをシャンプーやお風呂に入れてもいいですか?

基本的におすすめしません。
モルモットは本来お風呂に入る習慣がない動物なので、水に濡れることは非常に大きなストレスになります。また、シャンプーをすると皮膚を保護している皮脂や常在菌まで洗い流してしまい、皮膚トラブルの原因になることもあります。どうしてもお尻周りなどの汚れやニオイが気になる場合は、ぬるま湯で濡らして固く絞ったタオルや、ペット用のノンアルコールウェットティッシュで優しく拭き取る程度にとどめてあげてください。

食べるエサ(ペレットや野菜)によってニオイは変わりますか?

変わります。特に水分の多い野菜のあげすぎには注意が必要です。
モルモットは牧草(チモシーなど)を主食にして腸内環境を整えるのが理想です。ご褒美として生野菜や果物をあげるのはコミュニケーションとして素晴らしいですが、水分を摂りすぎるとおしっこの量が増えたり、軟便になったりしてニオイが強くなる原因になります。エサは「たっぷりの牧草と、適量のモルモット専用ペレット」を基本にすることで、排泄物のニオイをある程度抑えることができます。

旅行などで1〜2泊家を空ける場合、帰宅時の部屋のニオイはどうなりますか?

正直にお伝えすると、部屋を開けた瞬間「動物園」のようなニオイがします。
記事内でもお伝えした通り、モルモットは排泄物の量が非常に多いです。数日間ケージの掃除ができないと、アンモニア臭とうんちのニオイが部屋中にこもってしまいます。お出かけ前には吸収力の高いペットシーツなどをいつもより多めに敷き、帰宅したらすぐにケージを掃除して、部屋中をしっかり換気するようにしてください。

オスのニオイが気になる場合、去勢手術をすればマシになりますか?

臭腺からのニオイは軽減される可能性がありますが、ニオイ対策としての去勢はおすすめしません。
去勢をすることでオス特有の分泌物のニオイは落ち着くことが多いですが、最大のニオイの原因である「大量の排泄物」が減るわけではありません。また、モルモットのような小動物にとって全身麻酔を伴う手術は非常にリスクが高く、命に関わることもあります。病気の治療など獣医師から推奨された場合を除き、「ニオイを減らすため」だけの手術は避けた方が良いでしょう。

まとめ

この記事では、「モルモットはくさいか?」について、筆者の体験や感想を交えながら解説してきました。

結論から言うと、「モルモットは臭いです」。ただし、モルモットの名誉のために述べるなら、「モルモット自体は臭くない! 排泄物や臭腺から出るニオイが臭い」が正確な表現になります。

このため、モルモットのニオイは飼育環境によって大きく変わります。

例えば、モルモットの生活スペースの掃除を1週間ぐらい放置すると、室内はアンモニア臭とうんちのニオイで満たされます。

具体的には、自分の家のなかでペットショップ特有の獣臭を味わうはめになってしまうのです。

では、逆に毎日掃除や換気をしたらどうなるのか…。かなり丁寧に掃除や換気をしても、完全にニオイを消すことはできません。

それでも、こまめな掃除と換気、床材の工夫を続けていれば、「生活に支障が出るほど耐えられないニオイ」になることはほとんどありません。

どの程度を許容できるかは人それぞれですが、多くの飼い主さんは、暮らしていくうちに自然と「うちの子のニオイ」として受け入れられるようになっています。

ただ、場合によっては、室内にある服や布団にモルモットのオス臭がしみ込んでしまい、外出しても自分からモル臭がする可能性もあります。

これからモルモットをお迎えしようと考えている場合は、ニオイについてもしっかり考えた方が良いでしょう。

拒否される可能性は高いですが、ショップによっては、お願いすればモルモットのニオイを確認させてくれる場合があります。

モルモットのニオイが気になる場合は、一度ショップに行って、店員さんにモルのお尻あたりのニオイを確認させてもらいましょう。

もし、「ニオイが気にならない! むしろいいニオイ」と感じたなら、あなたは既にこちら側のニンゲンです。ぜひ、モルモットをおうちにお迎えしてください。

お迎えしたモルちゃんは、きっとあなたの生活に素晴らしい彩りを与えてくれるでしょう。この記事がモルモット初心者さんや、モルのお迎えを検討している方の参考になれば幸いです。

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